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■とんちの神様一休さんにちなんだ日
今日1月9日は、語呂合わせで一休さんにちなんで「とんちの日」です。一休さんは、実在の人物で、室町時代の臨済宗の僧侶であった一休宗純がモデルです。小僧時代に大人をやり込めた数々の逸話が、とんち話のもとになったと言われています。
さて、1月9日に生まれたのは、女優の井上真央、歌手の岡本真夜、マラソンの宗茂・猛兄弟、映画監督の大林宣彦、実業家の岩崎弥太郎、米国リチャード・ニクソン大統領などです。本日紹介するのは、岩崎弥太郎です。
●三菱財閥の創始者岩崎弥太郎が誕生
岩崎弥太郎は、1835年1月9日に土佐藩の下級士族の長男として生まれました。土佐藩運営の商社である開成館に勤務、明治維新後に同社を引き継ぎ、三菱商会を創立します。その後、政府の保護のもとに海運業で独占的地位を築き、造船、鉱業、海上保険業など事業を拡大。あまりにも寡占的であったため、反発を受けることも多く、この状態を打破するために立ち上がったのが、渋沢栄一でした。渋沢は三井財閥系の益田孝の海運事業への進出を支援、岩崎と渋沢は全面衝突します。この時は岩崎が三井の海運業進出の阻止に成功しますが、その後の政変によって三菱の勢いが失速。最終的には三井系の運輸会社と合併して、日本郵船会社が誕生したのです。昨年の大河ドラマ「晴天を衝け」で二人の衝突を描いていましたね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●ブルーバードとサニーの狭間を埋める日産バイオレットがデビュー!
1973(昭和48)年の1月9日、日産からバイオレットがデビューしました。当時日産は、トヨタに対抗するため、車種ラインナップの拡充を進めていました。1971年に登場したブルーバードUが、ボディの大型化や内外装によって上級以降した結果、サニーとの隙間が拡がり、その隙間を埋めるために登場したのが、バイオレットだったのです。
曲面と直線を組み合わせたシャープなファストバックスタイルのセダンとハードトップのボディに、1.4Lと1.6L直4OHCエンジンを搭載。ところが予想に反して販売成績は伸び悩みました。オーソドックスな3BOXセダンが主流の中で、ファストバックのセダンは人気を得られなかったのです。
いっぽうで、ブルーバードの流れを継いで参戦したラリーでは、輝かしい成績を残しました。1976年のアクロポリスラリーと1977年のサザンクロスラリーで優勝、世界一厳しいといわれたサファリラリーでも1979年から4年連覇と、ラリーの日産を印象づける大活躍をしたのです。
ラリーで活躍しても、販売があまり伸びなかった珍しい例かもしれませんね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)