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■ストリートファイター仕様も登場
今、世界的に盛り上がりを見せているバイクのスタイルが、ネオレトロ。クラシカルな造形に現代風なアレンジを融合したデザインが特徴のジャンルです。
中でも、1960年代に流行したオフロードレーサー風のスタイルを持つスクランブラーと呼ばれるジャンルは、特に欧米を中心に高い人気を誇りますが、そんなアウトドア的雰囲気とスタイリッシュな今風のデザインを融合させた125ccバイクが日本に上陸!
欧州を中心に現在躍進中の新鋭バイクメーカー「ZONTES(ゾンテス)」のニューモデル、「G1スクランブラー」がそれです。
●125ccの水冷単気筒を搭載
モーターパーツ販売事業を展開するカスタムジャパンが取り扱うのがG1スクランブラー。特徴的なトラス型のスイングアームなどにより、世界的にトレンドとなっているネオレトロなデザインを採用したモデルです。
ちなみに、スクランブラーとは1960年代にロードバイクをベースにオフロード仕様にしたバイクのこと。近年のリバイバルブームにより、そのスタイルは世界的に大きな人気を得ています。
そんなスクランブラーを、現代的な解釈で作りあげたのがこのモデルです。特徴は、スクランブラーやアドベンチャーモデルにも備わるガードバーを装備。スポークタイプの17インチホイールも採用するなどで、ロードバイクとオフロードモデルを融合したような個性的スタイルを演出します。
エンジンには、最高出力15psを発揮する排気量125ccの水冷単気筒を搭載。ボッシュ製インジェクションを採用することで、最新の欧州排ガス規制ユーロ5にも対応。また、6速ミッションやスリッパークラッチも搭載され、スポーティな走りも実現します。
車両サイズは、全長1976mm×全幅869mm×全高1112mm、ホイールベース1373mm、シート高795mm。非常にコンパクトで、車両重量160kgという軽量なボディにより、誰にでも扱いやすい特性も魅力です。
●ZT125も国内導入
カスタムジャパンでは、ほかにも、同じくゾンテスの新型で、こちらも世界的に人気のストリートファイター風スタイルのバイク「ZT125」も国内導入します。
ストリートファイターとは、カウル付きスーパースポーツ並みの走行性能に、アグレッシブなスタイルを融合したネイキッドモデルのこと。近年は、海外メーカーだけでなく、日本メーカーでもこうしたスタイルのバイクを数多くリリースし、セールス的にもかなりの成功を収めています。
そんなストリートファイター風デザインが特徴なのがZT125。外観には、近未来的な造形の縦2灯LEDヘッドランプや大胆にキックアップしたシートカウルなど、キレのあるデザインを採用。
パワートレインには、こちらも最高出力15psを発揮し、欧州の排ガス規制ユーロ5にも対応する水冷125ccエンジンを採用。
また、キーを使わずエンジン始動ができるキーレスエントリーをはじめ、スイッチ操作でオープンするフューエルリッド、さらにUSBポートまで備えるといった充実した装備も魅力です。
車体サイズは、全長2000mm×全幅845mm×全高1105mm、ホイールベース1355mm、シート高795mm。車両重量は150kgで、こちらも軽くてコンパクトな車体ですね。きっと、ストリートを軽快で俊敏に走れるマシンであることが伺えます。
ちなみに、これらモデルはいずれも、通勤から普段乗りまで、幅広く使えることで人気の125ccの原付2種。街をスタイリッシュかつ軽快に走るにはもってこいです。
なお、価格(税込)は、G1スクランブラーが41万8000円、ZT125が39万8000円。いずれも発売は2022年2月の予定です。
(文:平塚 直樹)