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■ナビシステムやオフロード走行モード標準装備
世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールドが、411cc・単気筒のアドベンチャーモデル「ヒマラヤ」の2022年モデルを国内販売することを発表。
2022年1月下旬より発売が予定されている新型は、欧州の排ガス規制ユーロ5に対応したほか、個性的な新色を追加。さらに、ナビシステムやオフロード用の走行モードを標準装備するなどのアップデートが行われています。
●どこにでも行ける冒険バイク
1901年に英国で誕生し、現存する世界最古のモーターサイクルブランドがロイヤルエンフィールド。
2021年には創業120周年を迎えた老舗で、現在はインドの自動車メーカー、アイシャ―・モーターズ傘下のブランドとして、その伝統を継承するクラシカルなスタイルのバイクを数多くリリースしています。
今回発売されるヒマラヤは、2016年に発売されたアドベンチャーモデルというジャンルのバイクです。長距離ツーリングなどオンロードにおける快適性と、悪路でも高い走破性を誇るオフロード性能を兼ね備えることで、世界的に大きな支持を受けています。
それらの中でも、ヒマラヤは、ロイヤルエンフィールドが50年以上にわたってヒマラヤ山脈を走破してきた経験からインスピレーションを得たモデル。シンプルで高性能な「どこにでも行ける」バイクとして開発されました。
車体サイズは全長2190mm×全幅840mm×全高1360mmで、シート高800mmというコンパクトな車体を採用。エンジンには、シンプルかつ高性能な411cc・空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載します。
また、70年代や80年代にラリー競技に出ていたオフロードバイクのようなスタイルは、クラシカルでありながら、街からアウトドアまでマッチするスタイリッシュさも両立します。
●Googleマップがベースのナビシステム
今回登場する新型は、まずボディカラーに新色の「Mirage Silver(ミラージュシルバー)」「Granite Black(グラニットブラック)」「Pine Green(パイングリーン)」を設定。従来の「Rock Red(ロックレッド)」「Lake Blue(レイクブルー)」「Gravel Grey(グラベルブルー)」といったカラーバリエーションに追加されることで、より好みに合った車体色が選べるようになります。
また、スイッチで切り替え可能なオフロード走行モードと、独自のターンバイターンナビゲーションシステム「Royal Enfield Tripper(ロイヤルエンフィールド・トリッパー)」が標準搭載されます。
特に、注目はGoogleマップをベースとするモーターサイクル専用のナビゲーションシステムのトリッパー。
スマートフォンにロイヤルエンフィールドのアプリをインストールし、バイクとペアリングするだけで、目的地までの最適なルートを表示してくれる優れものです。
加えて、欧州の排気ガス規制ユーロ5に対応することで、環境性能もアップデートされています。
なお、価格(税込)は70万6200円〜72万9300円です。
(文:平塚 直樹)