■内外装にブラックやダークカラーのアクセントカラーを配置
超高級EVスポーツカーのポルシェ・タイカンのグランツーリスモスポーツモデル、「タイカンGTS」の予約受注が2021年11月17日に開始されました。ポルシェの「GTS」は、「グランツーリスモスポーツ」のことで、1963年に誕生したポルシェ904カレラGTS以来、ファンにとって特別な意味をもつモデル。
ポルシェは、2021年11月19日~28日に開催されるロサンゼルスモーターショーで、GTSの頭文字が付いたフル電動スポーツカーの新たなバリエーションのワールドプレミアを行います。
最大504kmの航続距離(WLTP)を誇るタイカンGTSは、500kmの壁を破った最初のタイカンになります。その魅力は、もちろん航続距離の長さだけではありません。ローンチコントロールを使うと、440kW(598PS)ものオーバーブーストパワーを発生。0-100km/h加速を3.7秒以内でクリアし、最高速度は250km/hに達します。
足まわりでは、「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」を含むアダプティブエアサスペンションになり、横方向のダイナミクスを高めるためGTSに合わせて最適化。
オプションのリヤアクスルステアリングのセットアップもさらにスポーティなセッティングになっているそうです。さらに、変更された「ポルシェエレクトリックスポーツサウンド」のさらに豊かなサウンドパターンは、タイカンGTの魅力を引き立てています。
内外装も特別な仕立てになっています。エクステリアは、GTSならではのフロントエプロン、エクステリアミラーベース、サイドウインドウトリムなどにブラックまたはダークカラーを配置。インテリアには、ブラックRace-Texが標準装備されるブラックアルマイト仕上げの「ブラッシュアルミニウム インテリアパッケージ」とともに、エレガントでダイナミックなムードを強調しています。
装備で目を惹くのは、「サンシャインコントロール付パノラミックルーフ」です。
こちらは、タイカンGTSの新しいオプションで、電気的に切り替え可能な液晶フィルムによって透明からマットに変わり、車内を暗くすることなく乗員を眩しさから保護します。9つに分割されたルーフは、個別に切り替えることができる世界初の装備になります。
「透明」と「マット」の設定に加えて、事前に設定された狭いセグメントと広いセグメントのパターンを切り替えることで、「セミ」と「ボールド」も選択できます。
早くも予約受注が開始されたスポーツEVのポルシェ「タイカンGTS」の価格は1807万円。なお、ステアリングは右のみになります。
(塚田 勝弘)