■日本独自企画からスタートした「セントジェームス」とのコラボモデル
プラットフォーム(車体)が最新世代でなくても良好な乗り心地、心地良い乗り味を提供してくれるのがシトロエンC3です。
最新のプラットフォームを使うプジョー208は、乗り味とフットワークのバランスがよく、新しさを存分に感じさせてくれて、フォルクスワーゲン・ポロよりもトータル性能では上をいっていると思わせる仕上がりの良さを堪能させてくれます。
それでも、個人的にはC3の心地良さがより印象的で、工業製品であるクルマ選びの面白さを感じさせてくれる1台といえそうです。
2021年5月に世界販売累計100万台の大台を超えたC3は、日本でも好調なセールスを記録しているようです。
そのC3に、特別仕様車「C3 SAINT JAMES(C3 セントジェームス)」が2021年11月4日に再登場を果たしました。
フレンチカジュアルファッションブランド「セントジェームス」とのコラボモデルである同特別仕様車は、最初に日本独自企画として登場。
今回、日本独自企画からグローバルモデルになり再度日本にも上陸しています。しかも、前回の日本独自企画からテイストが変わって今回の「C3 SAINT JAMES」が送り出されています。
ベース車は、C3の上級グレード「SHINE」で、セントジェームスにインスパイアされた特別なディテールが備わっています。
ルーフには青、赤、白のトリコロール、「SAINT JAMES」のロゴが入ったステッカーを用意。Cピラーにもトリコロールのステッカーが配されています。さらに、フロントドアのセントジェームスバッジが特別感を演出しています。
専用装備の「ファブリック/テップレザー アドバンストコンフォートシート」は、基準車の「SHINE」で高い評価を得ている「アドバンストコンフォートシート」がベース。
ヘッドレストとショルダー部分のテップレザーとアクセントのファブリックが変更され、赤のステッチと「SAINT JAMES」のタグが目を惹きます。なお、この「アドバンストコンフォートシート」は、シート生地裏に特別なフォームが追加され、さらにボリュームを従来の2mmから15mmに高められていて、心地良く、高い快適性を備えています。
さらにそのシートは、ブラックのテップレザーとホワイトのステッチで仕立てられていて、スタイリッシュなムードを放っています。
センターコンソールシフトレバー下には、「SAINT JAMES」のバッジも用意。インナードアハンドルにも青と赤の「SAINT JAMES」のドアハンドルアクセントを追加。
ほかにも、白いパイピングが施された専用フロアマットと取扱説明書などが入る専用ハンドブックケースも特別装備されています。
設定されるボディカラーは、「サーブル」と「ブラン バンキーズ」の2色です。安全装備の「アクティブセーフティブレーキ」「LEDヘッドライト&インテリジェントハイビーム」「フロント&バックソナー」をはじめ、バックカメラ、16インチアロイホイールなどの主要装備はSHINEグレードと同一。
また、1.2L直列3気筒ガソリンターボ、6速ATなどもパワートレーンもベース車ともちろん同じ。「C3 SAINT JAMES」の価格は、272万5000円です。
(塚田 勝弘)