RAV4が光岡マジックで大変身! 同社初のSUV「Buddy」が6月24日に正式発売へ

■レトロ感溢れるスタイリングが好評でオーダー殺到!

個性的なクルマを中心に開発を手掛ける、日本で10番目の小さな自動車メーカー、光岡自動車が開発した同社初のSUV「Buddy(バディ)」。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のアメリカンなフロントマスク

80年代のアメ車の雰囲気が感じられることもあり、ティザーサイト公開直後から多くの注目を集め、昨2020年11月末に先行予約を開始した際にはオーダーが殺到。

反響の大きさから、急遽専用生産ラインを設置して、当初の生産計画(150台/年)を300台/年に倍増したそうですが、それでも手作り生産だけに、現時点のオーダーが2年後となる2023年6月~9月の生産枠になっていると言います。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のエクステリア

RAV4をベースにしながらも、ボンネットフードやフロントフェンダーに加え、リヤバンパーやバックドアパネルを新たに作り替えることで、巧みにその姿を変貌させています。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のアメリカンなフロントマスク

流麗なSUVが多い中で、スクエアなデザインを特徴とするRAV4のフォルムを上手く活用。その名残は前後ドアパネルやCピラー廻りに見られるものの、車両前後のデザインを上手くマッチングさせることで、違和感無く仕上げられています。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のインテリア

フロントマスクではクロームメッキ仕上げの大型ラジエターグリルや、上下2段式の角型4灯ヘッドランプ(上:ロービーム/下:ハイビーム)を採用。メッキタイプの前後バンパーや、バックドアに施された加飾、LED式縦長テールランプなどがレトロな雰囲気を醸し出しています。

またインテリアでは、ステアリング・エンブレムがMITSUOKAマークとなり、ドアトリムやシートには専用の加飾が施されています。

●パワートレーンなど主要部分はRAV4を踏襲

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のエクステリア

車両寸法は全長がオリジナルより130mm長い4,730mmとなっている以外は全幅、全高共にRAV4に準じており、最低地上高も同一となっています。

パワートレーンについてもRAV4を踏襲しており、2.0L直4エンジン(171ps/21.1kgm)搭載モデルと、同2.5L(178ps/22.5kgm)のHV仕様を設定。それぞれ2WDとAWDが用意されています。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のエクステリア

サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット式、リヤがダブルウイッシュボーン式。オプションでレトロ感溢れるディーンクロスカントリー製アロイホイール/BFオールテレーンタイヤを用意。

全18色(2トーン6色含む)のボディカラーのうち、一番の人気色はブラックマイカだそうで、ライトブルー2トーン、ホワイトパール、ミント、ベージュ2トーンがそれに続いているそうです。

光岡自動車初の新型SUV「Buddy」のリヤビュー

計5グレード(ガソリン:20LX、20DX、20ST/HV:HYBRID DX、HYBRID ST)が設定されており、気になる車両価格はガソリンモデルが469.7万円から、HVモデルが525万円からの設定。

一台一台、丁寧に組み立てられているスペシャルなSUV「Buddy」がユーザーの手元に届くのには時間がかかりそうですが、光岡自動車は動画を観ながら楽しみに待っていて欲しいとしています。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

MITSUOKA BUDDY(バディ)
https://www.mitsuoka-motor.com/lineup/buddy/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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