江戸の町に象が!スタイリッシュになった3代目ステップワゴン登場!【今日は何の日?5月27日】

■環境に優しいセロハンテープ発明

アジア象
アジア象

1729(享保14)年5月27日、ベトナムから長崎に到着したアジア象が将軍徳川吉宗に謁見しました。大きな象を見た江戸の人たちは、さぞかしビックリしたでしょうね。実は、象が初めて日本に来たのは室町時代の1408年で、この時は将軍足利義持に献上されたそうです。

また1930(昭和5)年のこの日、米国3M社のリチャード・ドルが「セロハン透明テープ」の特許を取得しました。セロハンテープの優れた点は、原料が再生可能な植物資源(木材パルプ)であり、エコな製品であることです。一方、梱包用に使われるOPPテープの材料はポリプロピレン、ビニールテープはポリ塩化ビニル、いずれも石油由来の材料です。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2005(平成17)年5月27日、ホンダの人気モデル「ステップワゴン」がモデルチェンジを行い、3代目が登場しました。

2005年発売の3代目ステップワゴン
2005年発売の3代目ステップワゴン
2005年発売の3代目ステップワゴン(リア)
2005年発売の3代目ステップワゴン(リア)

初代ステップワゴンは1996年にデビュー。シビックをベースに低床化とハイルーフ化によって、5ナンバーながら3列シートまで余裕の室内空間を実現しました。当時の商用車FRベースのミニバンに対して、乗用車ベースのFFステップワゴンは画期的で爆発的な人気を獲得、発売から3年間ミニバンの首位を独走しました。

2005年発売の3代目ステップワゴン(サイド)
2005年発売の3代目ステップワゴン(サイド)
2005年発売の3代目ステップワゴン(内装)
2005年発売の3代目ステップワゴン(内装)

2001年に登場した2代目を経て、2005年に登場したのが3代目ステップワゴンです。それまでのボクシーなフォルムから、低い姿勢のスタイリッシュなフォルムに変貌を遂げ、また両側スライドドアが採用されました。低床化に加えて車高を下げて低重心化が達成されたことで、走行安定性も向上。搭載エンジンは、先代と同じ2.0Lと2.4Lの4気筒エンジンですが、排ガスと燃費を改善するために細部にチューニングが施されました。

1996年発売の初代ステップワゴン
1996年発売の初代ステップワゴン

3代目ステップワゴンは、販売中の2008年7月に累計台数が100万台を突破。年間販売台数も10万台を超えるヒットになりましたが、その後は人気にやや陰りが見え始めました。さらに最近は、e-POWERの「セレナ」や「ノア」、「ヴォクシー」に販売台数で圧倒されています。さすがの人気モデルも20年以上人気をキープするのは難しいですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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