■「G 350 d」では選べない12色の有償色を設定
2018年にビッグマイナーチェンジを受けたW463型のメルセデス・ベンツGクラスは、日本上陸から3年が経っても納車待ちの列が続くほどの圧倒的な人気を集めているようです。2021年5月19日、そのGクラスに3.0L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを積む「G 400 d」が追加されました。
従来から3.0L直列6気筒ディーゼルを積む「G 350 d」が設定されていて、新グレードの「G 400 d」もコンパクトな直列 6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」が搭載されています。
「G 400 d」は、ソフトウェアとドライブトレインの調整により最高出力と最大トルクを向上。「G 350 d」は、最高出力245ps/3600rpm・最大トルク600Nm/1600-2400rpm。今回、追加された「G 400 d」は、330ps/3600-4600rpm・700Nm/1200-3200rpmというスペックで、85ps/100Nmも上回っています。
なお、WLTCモード燃費は「G 350 d」が9.9km/L、「G 400 d」は9.7km/L。
機能装備は「G 350 d」に準じていて、「レーダーセーフティパッケージ」や電子制御ディファレンシャルロックなどが標準装備されています。
ボディカラーは「G 350 d」で選択できるカラーに加えて、12色の外装色(有償色)が加わっています。「グラファイト」「モカブラック、「サウスシーブルー」などのオプションカラーから、より好みに合った色合いを選択できます。
さらに、幅広いインテリアカラーと特別感を高める装備が選択可能な「G manufaktur プログラム」の対象モデルになり、オーナーの好みに合った1台に仕上げることができます。 具体的には、2トーンステアリングやレッドシートベルト、ボディ同色スペアタイヤリングなどを用意。
気になる「G 400 d」の価格は1289万円で、 ステアリングは左/右ともに設定されています。「G 350 d」は1251万円です。
同じ3.0L直列6気筒ディーゼルを積む「G 350 d」との価格差は、38万円あります。それでも、よりパワフルでトルクフルな「G 400 d」に人気が集まりそうです。
(塚田 勝弘)