■ガソリンエンジンの燃費を約9%向上の15.0km/Lに改善
全長4500×全幅1850×全高1710mmというスリーサイズを持つシトロエンC5 AIRCROSS SUVは、Cセグメント以上Dセグメント未満(CDセグメント)といえるサイズになっています。
また「EMP2」と呼ばれる最新のプラットフォームをはじめ、ハイドロニューマチックサスペンションの現代的解釈と表現する「PHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)」を採用するなど、シトロエンらしさにあふれるSUVともいえます。
「PHC」は、セカンダリーダンパーがフロントは圧側伸側の両方に、リヤは圧側のみに搭載されているもので、シトロエンらしい快適な乗り味を確保しています。2021年4月8日に受けた一部改良では、全車にLEDヘッドライトが標準装備されました。
さらに、ディーゼル仕様に設定されている「ナッパレザーパッケージ」オプションのシートとトリムカラーをブラウン&ブラックからブラック&ライトグレーに変更。
ガソリンエンジンでは、欧州排ガス規制「Euro6.3」対応のエンジンマネジメントの見直しにより、WLTCモードで13.8km/Lから15.0km/Lに約9%となる燃費向上が図られています。
搭載されるエンジンのスペックは、1.6Lの直列4気筒ガソリンターボが180PS/250Nm。2.0L直列4気筒ディーゼルターボが177PS/400Nm。トランスミッションは、アイシン・エィ・ダブリュ製の8速AT「EAT8」が全車に組み合わされています。
価格は、1.6Lガソリンターボを積む「C5 AIRCROSS SUV SHINE」が420万円。2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボを搭載する「C5 AIRCROSS SUV SHINE」が439万円、同ディーゼルエンジンを積む「C5 AIRCROSS SUV SHINE BlueHDi ナッパレザーパッケージ」が476万円です。
(塚田勝弘)