■花粉症の人には悩ましい? オープンカーの日
1998(平成10)年4月5日、明石海峡をまたいで神戸市と淡路島を結ぶ全長3,911mの明石海峡大橋が開通。世界最長の吊り橋で、主塔の高さは東京タワー並みです。
また、4月5日は「オープンカーの日」です。オープンカーにとって快適な時期は桜が咲く4月、そして5感に訴えかけるクルマということで、日本オープンカー協会が制定しました。花粉症の人はちょっと複雑ですね。ちなみにオープンカーは和製英語であることをご存知でしたか? 外国語ではさまざまな言い方があり、「カブリオレ」「バルケッタ」「スパイダー」「ロードスター」「コンバーチブル」などと言います。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1996(平成8)年4月5日、ダイハツから超ユニークなデザインの軽貨物車「ミゼットII」が発売されました。
ミゼットIIの起源は、自動車黎明期の1957年(昭和32)年に登場した3輪軽トラックの「ミゼット」です。ミゼットは1人乗りで小回りが効いて300kgの積載ができたため、街中の運送や農家の手足として重宝され、爆発的なヒットになりました。しかし、ブームは数年で終わり、60年代に入ると走行安定性に優れた4輪の軽トラックブームへと流れが変わってしまいました。
そして、初代ミゼットの販売終了から26年経った1996年に登場したのがミゼットIIです。初代ゆずりの全長3m足らずの最小サイズで、最小回転半径も3.6mと小回りが効き、スペアタイヤをフロントに装着したユニークなデザインが特長でした。排気量は初代の360ccから660ccへ拡大されてパワーアップしましたが、用途は狭い街中の配達や輸送などに限られました。
扱いやすく便利でしたが、積載量150kgの制約によって用途が限られたため、台数は伸びませんでした。もともと台数を期待したのではなく、将来の小型モビリティカーに通じるクルマとして世に提案したのではないでしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)