青函トンネルが開通。日産と三菱の合弁会社NMKVから「デイズルークス」登場!【今日は何の日?3月13日】

■青函トンネルの開通で青函連絡船が廃止

1733(享保18)年3月13日、英国のハーシェルが自作の反射望遠鏡で天王星を発見。当時の英国王ジョージ3世にちなんで「ジョージの星」と名付けましたが、後に「天王星」と改称されました。

また、1988(昭和63)年のこの日、青函トンネルを通るJR津軽海峡線が開通しました。青函トンネルは、全長53.85km(全長の43%が海底)で当時世界最長のトンネルでした。一方、80年続いた青函連絡船がこの日をもって幕を下ろしました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2014年3月13日、日産からデイズシリーズの2代目「デイズルークス」が発売されました。

2009年発売の初代ルークス
2009年発売の初代ルークス
2014年発売の2代目デイズルークス
2014年発売の2代目デイズルークス

初代ルークスは、スズキのスーパーハイトワゴン「パレット(現在のスペーシア)」のOEM車として2009年にデビューしました。その後、日産は軽自動車の自社開発を目指して、2011年6月三菱自動車と共同で軽自動車を企画・開発する合弁会社「NMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)」を設立。その成果として、ルークス改め2代目デイズルークスが発売されました。ちなみに三菱では、「ekスペース」として販売されています。

デイズルークスは、先代のルークスよりもさらに全高を30mm程度高くし、「ルームマックス」のキャッチフレーズで販売されました。ファミリー層をターゲットに、アラウンドビュー機能やリモコンオートスライドドアなどの便利な機能を装備。エンジンは、三菱開発の3気筒DOHC660ccエンジンで、燃費改善のため車速が9km/h以下になると走行中でもエンジンストップする「コーストストップ機能付きアイドルストップ」機構も装備していました。

2014年発売の2代目デイズルークス
2014年発売の2代目デイズルークス

デイズルークスの初期の販売は月販2万台を超えて好調でしたが、2016年に三菱の燃費不正が発覚し、一時期販売停止に追い込まれる事態が起きました。この頃は、軽の燃費競争が異常なほど激化した時期で、不正は三菱だけでなく完成検査不正を含めるとスズキ、日産、マツダ、スバルでも発覚し、大きな社会問題に発展しました。これを機に燃費競争は終焉を迎え、最近はどのメーカーも燃費一番とアピールしなくなりましたね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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