東京オートサロンのホンダブースには、机があって、パソコンが置いてあって、まるでオフィスを再現したような部屋があります。
しかも、手元の様子が後方のスクリーンに映されている。
実はココ、ホンダのデザインルームを再現した場所。デザイナーによる、デザインスケッチの実演が行われているのです。本当に、オートサロン会場でデザインスケッチを描いちゃっているんですよ。
「なんだか緊張しますね」といいながら、タイヤを最初に書いてそのクルマの特徴を強調していくなどスケッチを書くときのポイントを教えてくれるデザイナーはもちろん現役でホンダの中の人。こんな様子、めったに見られません。
そして隣では、
モデラーがクレイモデルを製作中。
「クレイ」と呼ばれる粘土で、スケッチを3次元に起こしていく作業です。
本来は部外者立ち入り禁止の場所でおこなわれる極秘作業なので、絶対に見ることができないこれらの様子。東京オートサロンに行ったら、絶対に見ておくべきです。ホンダブースですよ。
(工藤貴宏)