長い直線が出た途端、覚悟を決めてベタ踏みです。
メルセデスベンツE200 CGI、1800ccの4気筒ガソリンエンジン、オートマです。
200km/hからも、ベタ踏みするとキックダウンするのに驚きました。
じつはココ、速度無制限区間が増えているというドイツ、アウトバーンです。
ではアウトバーンでの最高速アタックのご紹介です。
300km/hオーバーを目指します。
まずは国際免許を取ってきました。必要なものはパスポートと免許証、写真、2650円の手数料だけ。申請書に記入して窓口に提出し「何分くらいかかりますか?」と聞いてみると「う~ん、1分30秒ほどです」。早すぎじゃないですか! あわよくば待ち時間に朝メシを食べようというもくろみは打ち砕かれ、待つこと1分30秒。ご覧の国際運転免許証が完成!
さすがドイツ、空港はタクシーもベンツだらけです。
さっそくレンタカー屋さんで手続き。国際免許とカード、そして忘れがちなのが日本の免許証です。国際免許は日本の免許証と一緒に提示して、はじめて効力を発揮します。
お借りしたのはベンツE200 CGI。
1800ccのガソリンターボ。私の経験上では大変珍しいオートマのレンタカーです。
まずはカーナビ。なにを言ってるのか想像もできないドイツ語ではムリなので、多少想像できる英語にチェンジしてスタート!
高速道路に入ると、日本の標識によく似た速度制限表示が出ます。
ドイツのみなさんはとっても良くルールを守ります。
工事区間では60km/hなんて、止まってるように感じる速度規制も出ますが、
みんなきちんと速度表示を守ります。
すると、
出ました!
モノクロで斜線が入るこのマーク、
速度制限解除、アクセルベタ踏みの合図です。
結果は目標の300km/hには遠く及ばずの229km/h(ビミョー)。
ちなみにこの標識のように「60」と書かれず、斜線だけの標識もありますが、
意味は同様、速度制限解除となります。
ルールを守ればPOLIZEIも文句は言いません。
最後に、私なりの、きわめて個人的なアウトバーンの感想です。
アウトバーンの良いところ
何車線あっても、追い越し車線側は追い越すときだけ出て行って、追い越すクルマがいない場合は右(右側通行ですから)に寄ります。ずっと追い越し車線を走ってるような人はいません。また、右側から追い越してはいけません。
道路工事も多いですが、路面もバツグンにいいんです。
良くも悪くも「自己責任」です。
制限速度で走っても、クルマやドライバーのポテンシャルの違いで、危険を感じるコーナーなどもあります。
アウトバーンのビミョ~なところ
道路工事してると車線がメチャクチャ狭いことがあります。トラックが走ってたりすると、擦っちゃいそうで追い越しできません。
街路灯がない箇所が多くて、夜はスピードが出しにくいです。
長くなりましたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
Photo:Sasaki Takashi(KN926)
(千輪 毅)