■FRP製からメタルになり、軽量化と量産化が可能になり納期の大幅短縮も
ホワイトハウス キャンパーは、ハイエースをベースとしたバンコンをはじめ、ハイエースなどの商用バンやホンダのミニバンなどをベースにしたポップアップルーフなどを備えた簡易キャンパーも得意とする大手ビルダーです。
同社は、新次元のポップアップルーフを謳う「SKY DECK(スカイデッキ)」を開発しました。
ホワイトハウスが得意とするポップアップルーフをより進化させ、メタル素材を日本で初めて採用することで軽量化し、スマホによる電動開閉操作も可能にしています。
2024年2月2日(金)から2月5日(月)に千葉県・幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2024」で初披露され、プレオーダーも開始されます。
空前のキャンプブームをはじめ、能登半島地震では車中泊を含めた避難生活をする被災者も改めて報道されています。
ルーフが持ち上がり、天井上空間が生まれるポップアップルーフは、車中泊をより快適にするキャンピングカーの装備。
大人2人の就寝スペースを確保できるため、シートアレンジでフロアベッドを展開する手間も省けたり、フロアベッドを含めて4人の就寝も可能にします。ミニバンがベースであれば、日常使いにも向き、新たな車選びの選択肢として注目を集めています。
次世代のポップアップルーフ「SKY DECK(スカイデッキ)」は、約2年の開発期間を経て完成させたという力作です。先述したように、素材がFRPからメタルに変更されたことで、量産化が可能になっています。
加えて、従来のハンドメイドからプレス成型となり、納期を大幅に短縮できる利点もあり、スチールのプレス成型なので、ミリ単位で高精度の加工もできるようになっています。
もちろん、大幅な軽量化が図られ、重量はFRPの約半分にまで軽くなりました。ボディ本体のデザインは損なわず、同型ミニバンであれば後付けも容易にできます。さらに、オプションで専用ソーラーパネルも選択可能です。
また、操作も電動で容易にできます。ボタン操作でルーフの開閉が可能で、スマホでも車内、車外から簡単にコントロールできます。
今後、ホワイトハウスは、自社販売モデルだけでなく、既存車両への後付け施工も想定しているそうで、まずは日本車の人気ワンボックスやミニバンを筆頭に、対応車種を増やす予定としています。
(塚田 勝弘)
【関連リンク】
株式会社ホワイトハウス キャンパー
https://www.whitehousecamper.com/