■F40をオマージュした「ABAS WORKS」のボディキットが話題騒然
「今度の東京オートサロン2024、すごいアバルトがデビューするのでぜひリバティーウォークのブースに来てください」と、関係者から“匂わせ情報”を入手したのが、2023年末頃のことでした。
それから程なくしてSNS上に現れたのが、謎のブランド『ABAS WORKS』のロゴマークと、ワイドボディ化されたド迫力の白いアバルト595の姿。
これによって、アバルトファンの界隈でも「リバティーがアバルトやるらしい」というニュースが、一気に駆け巡ることとなりました。
スーパーカーを筆頭に、懐かしいシルエットカー風のリメイクなど、遊び心に満ちた大胆なカスタムでつねに話題をさらってきたリバティーウォーク。
聞いてみると、この「ABAS WORKS」とは、イタリア車を得意とするショップ「ロッソカーズ」とリバティーのコラボレーションから誕生したブランドとのことで、“これまでにない、トップカスタムのアバルトを作り出す工場”といった意味を込めて名付けられたとのことです。
コンセプトは「ベビーギャング」。小さくてヤンチャなホットハッチのアバルト595にはぴったりのテーマです。
実はこのデザインは、リバティーウォークが2023年に発表したフェラーリF40のカスタムモデル「LB40」がモチーフになっているそうで、カナードや3本センター出しのマフラーなど、確かに見比べてみると共通点も見出せるのです。
いわゆる「バッドフェイス」風のボンネットも、あえて穴を設けて3D感を生むことで、重苦しくならないファニーフェイスのイメージ作りに貢献しています。
フェンダーの張り出しは、前後とも片側で約75mmというアグレッシブさ。これによって9Jというファットリムホイールも余裕で履きこなせてしまうのです。
ボディキットの中身は、前後フェンダー以外にフロントバンパー&カナード、サイドスカート、リヤウイング、リヤディフューザー、ボンネットフードまでがセットで、日本円で150万7000円とのこと!
すでに海外でも「ABAS WORKSアバルト595」のボディキットは評判になっているそうで、数セットのバックオーダーが舞い込んでいるようです。SNSの動画も数十万回が再生されるなど、その注目度は抜群です。
過去にも、日本の複数のアフターパーツブランドがアバルトのワイドボディを発表・発売してきたのですが、このABAS WORKSが登場したことで、再度新たなブームに火をつけてくれそうな予感が漂います!
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)