■大人気のバディはこれで最後、売り切れ次第終了
2024年1月25日(木)、光岡自動車がミツオカ・バディの20台限定特別仕様車「Buddy MJ style(バディ エムジェイスタイル)」を発表、翌26日からで購入受付を開始しました。
限定記念モデルであった「ミツオカ・ロックスター(販売終了モデル)」とともに、アメリカン・クラシック・テイストを持ち込んだこの「ミツオカ・バディ」は注目を集め、新しいミツオカファンの獲得にもつながりました。
車両はトヨタRAV4をベースに、フロントフェンダーより前方を大きく変更。
リア側はフェンダー、バンパー、リアゲートカバー等がそっくり入れ替えられて、RAV4の面影はありません。
このモデルから、光岡自動車の生産方式に関しても大きな変更もあり、FRP製ではなく、一般的な自動車の外装に使われるABSやPPといった素材を外装パーツに使用するなど、品質向上を狙っています。
通常カタログモデルとして登場したバディは、当初の年間生産予定台数150台をはるかに超える受注を受けたことから、外部協力会社との提携で増産体制を築いたものの、それでも納車2年待ちともいわれるほどの人気モデルとなっていました。
今回、台数限定で登場した「バディMJスタイル」は、バディに用意された多彩なボディカラー18色のラインナップの中から、標準カラーの「MJブラックマイカ」とオプションカラーの「スリラーレッド」をチョイス。ブラックを基調に、ルーフをレッドにした、他にはない専用ボディカラーとなりました。
インテリアも同様に、ブラックとレッドの特別な専用レザーシート&トリムセットを装備して、刺激的な空間を演出しています。
ベースとなるのはバディ20ST。ボディサイズは全長4730×全幅1865×全高1685(mm)となります。2WDと4WDが用意されますが、台数は2WDが15台、4WDが5台の合計20台で、申し込み順に受付するということです。価格は2WDが678万円、4WDが697万5800円となります。
2021年6月の正式発売から2年半が経ち、ミツオカ初となるSUVモデルであるバディは約1100台が生産されています。
現在、バディの販売可能台数は残り90台ほどと見込まれています。これに今回の特別仕様車の20台を合わせて累計生産台数は最終的には約1220台となる見込みで、これにてミツオカ・バディは終了ということです。
(青山 義明)