■石鹸を使わずに汚れを落とせるキャンピングカー用「ファインバブル水発生装置」を公開
2024年2月2日(金)から 2月5日(月)まで千葉県・幕張メッセで開催される、アジア最大級の「ジャパンキャピングカーショー2024」。バンコンを得意とするレクビィは、新モデルと最新技術が搭載されたアイテムを発表します。
今回、出展されるのは、エヴォーブテクノロジーと共同開発されたキャンピングカー用「ファインバブル水発生装置」、ジェイテックが開発したエネルギー密度を従来比約190%アップした「新型リチウムイオン電池」、ハイエース用の新コンセプトシートカバー「スイータブル シート サポーター」です。
能登半島地震を受けて日本RV協会は、JRVA会員企業のキャンピングカー数十台を貸与するなどもあり、災害時の宿泊手段などとして注目を集めています。
レクビィも外観はバンのまま、シャワールームやエアコンを備えるモデルのニーズが高まっているとしています。ファインバブル水発生装置と蓄電容量が強化されることで、災害時などの緊急時でも、より使いやすいモデルになったとして同ショーで披露されます。
キャンピングカー用ファインバブル水発生装置は、同社のシャワールーム付モデルと組み合わせることで、石鹸を使わずに手や身体の洗浄が可能になります。通常の車中泊やアウトドアなどだけでなく、万が一の災害時でも重宝しそうです。
キャンピングカー用に小型化され、1mlあたり7億個の気泡を含んだ水(水道水を使用)により、身体についた汚れを軽くこするだけで落とすことができます。タンク内で吸水と吐出を繰り返して、ファインバブルを安定的に発生できます。
さらに、キャンピングカーのホースやシンクなどのヌメリの発生を抑制でき、水まわりのバクテリア、カビ、悪臭、アレルゲンを抑制する効果も期待できます。さらに、ペットを洗うときにも、シャンプーを使わず洗えます。
ジェイテックが開発した高性能リチウムイオン電池は、新型「レクビィイゾラ」に搭載。キャンピングカー用として初めて採用され、今後は家庭用エアコン搭載車種にも展開される予定。225.0Wh/L(従来型118.3Wh/L)という高エネルギー密度が特徴で、低温でも安定した充放電ができます。
正極にナノカーボンチューブが添加され、正極に塗布された結晶の向きを揃え、伝導率の向上が図られています。負極にカーボンナノフラーレンを添付することで、より効果的に電子を取り込み可能。
さらに、正極と負極に電子授受の効率を上げることで、安全性、安定性、高性能を実現しています。同社の家庭用エアコンでの冷房作動時間を、約6時間から約9時間に延長(実測値)させることに成功しています。
新コンセプトシートカバーの「スイータブル シート サポーター」は、ハイエースに特化された専用シートカバー。
3次元成形されたこのシートカバーは、適度なホールド感と柔らかく包み込むような座り心地が特徴です。背面の背骨部分には柔らかい素材が使われていて、側面のサポートは硬い素材を採用。同ショーでは、実際に座って試すことができます。
●「スイータブル シート サポーター」価格:7万1500円(1脚分)
(塚田勝弘)