日産が「キャラバン」が当たるカスタムカー人気投票を実施。キャンプや登山などアウトドア・レジャーに最適な1台はどれ?

■カスタムショップ渾身の8台をユーザー投票

日産が誇るワンボックスタイプの商用バンが「キャラバン」。1973年の初代モデル以来、50年以上の長きに渡り、仕事の車としてはもちろん、最近ではキャンプや登山などのアウトドアレジャー向けの遊び車としても高い人気を誇っています。

抽選で1名に、「キャラバン GRAND プレミアムGX」がプレゼントされるという注目のイベント
抽選で1名に、「キャラバン GRAND プレミアムGX」がプレゼントされるという注目のイベント

日産では、2024年で51年目を迎えるキャラバンをベースに、全国のカスタムショップ8社が製作したカスタムカーの「人気投票キャンペーン」を実施することを発表しました。

主な内容は、キャンプや釣り、登山など、近年人気のアウトドアレジャーに最適な仕様にモディファイされたカスタムカー8台が集結。それらの中から、ユーザーが好きな車を選んでウェブで投票するというもの。

しかも、投票者の中から抽選で1名に「キャラバン GRAND プレミアムGX」がプレゼントされるという注目のイベントです。

●オリジナル仕様を楽しむユーザーも増加中

キャラバンは、前述の通り、1973年の初代モデル以来、日産を代表するロングセラーのワンボックスタイプの商用バンです。

初代キャラバン
初代キャラバン

高い機能や快適性などを持つことで、商用ユースはもちろん、近年人気のアウトドアレジャーなど、プライベートで楽しむ人も多いのが特徴。また、カスタムがしやすいことで、それぞれオリジナルの仕様を楽しむユーザーも増加中だといいます。

そんなキャラバンも2023年に誕生50周年を迎えました。日産では、2023年から「G-SHOCK」とのタイアップキャンペーンなどを実施。また、50周年記念の特別仕様車「「50th Anniversary」も発売するなど、キャラバンに関し、様々なイベントなどを行っています。

今回のカスタムカー人気投票キャンペーンは、51年目の新たな歴史を歩み始めるキャラバンについて、高いカスタム性をよりアピールするために実施するといいます。

エントリー車両は、いずれもキャンプや釣り、登山など、近年人気のアウトドアレジャーに最適な仕様にモディファイされたカスタムカー8台。これらについて、2024年1月24日から公式ウェブサイトで人気投票を実施しています。

キャンプや釣り、登山などのアウトドアレジャーに最適なカスタムも人気のキャラバン
キャンプや釣り、登山などのアウトドアレジャーに最適なカスタムも人気のキャラバン

投票は「エクステリア部門」「インテリア部門」「オリジナル部門」の計3部門で実施。しかも、3部門全てで1位になった車を選んだ人の中から抽選で1名に、キャラバンの最上級グレード「GRANDプレミアムGX」も当たるという豪華プレゼントもあります。

●どんなカスタムカーがエントリー?

では、今回のキャンペーンには、実際にどんな車両がエントリーしているでしょうか? 各車両を紹介しましょう。

■CRS「more act」

CRS「more act」
CRS「more act」

CRSが手掛けた車中泊仕様。外装はアッシュグリーンメタリックに全塗装し、山にも街にもマッチするボディカラーに変更。また、新作のキャラバン専用ホイールやオーバーフェンダーも装着。フロントバンパーガードなどにより、精悍な顔つきも演出します。

さらに、室内にはベッドキットに加え、停車時に展開すれば就寝スペースとなるルーフトップテントも装備。車内でも車上でも、アウトドア泊を存分に楽しむことができることも魅力です。

■JAOS「NISSAN CARAVAN DIESEL “JAOS ver.”」

JAOS「NISSAN CARAVAN DIESEL “JAOS ver.”」
JAOS「NISSAN CARAVAN DIESEL “JAOS ver.”」

近年、オフロード系カスタムで流行しているオーバーランダーのスタイルを採り入れた、JAOS製作のカスタム仕様。オーバーランダーとは、広大な大地を、整備されていない路面も含めて長期間走破していくようなイメージのカスタマイズのこと。

ルーフ上には新開発したローフォルムのルーフラック、新作のホイールやダミーボルトが施されたオーバーフェンダーなどにより、ワイルドなスタイルを演出しています。

■ボクシースタイル「RUN-GUN GEAR2」

ボクシースタイル「RUN-GUN GEAR2」
ボクシースタイル「RUN-GUN GEAR2」

ボクシースタイルが手掛けた釣り仕様車。特に、魚と出会う確立を上げるため、移動したりキャストする回数を増やすランガン(RUN-GUN)フィッシング愛好家向けのカスタマイズを施していることが特徴です。

室内には、使いやすさを考慮し、跳ね上げ式ベッドキットを採用。電子レンジや、使用後のフィッシングギアのメンテナンスに欠かせないシャワータンクなど、高い利便性を誇る装備も搭載しています。極薄5mmのオーバーフェンダーなど、外装にもおしゃれなカスタムをさりげなく行っていることも魅力です。

■BODYLINE「Body Line LIGHT CAMPER 2」

BODYLINE「Body Line LIGHT CAMPER 2」
BODYLINE「Body Line LIGHT CAMPER 2」

外装に日産セレナの純正色「利休」を全塗装した、BODYLINE製作の車中泊仕様。車体サイドには初代キャラバンをオマージュしたブルーのラインも施すことで、レトロ感も演出しています。

ルーフラックの左右には、停車時に引き出せば日よけになるサイドオーニングも装備します。内装には、6:4分割式で、上下可動もOKな跳ね上げ式ベッドキットも搭載。外装同様のベージュレザーで統一感を出したインテリアが、おしゃれな雰囲気を演出します。

■NEEDSBOX「NEEDSBOX NV-type3」

NEEDSBOX「NEEDSBOX NV-type3」
NEEDSBOX「NEEDSBOX NV-type3」

NEEDSBOXが手掛けた車中泊仕様のコンプリートカーです。トランスポーターとしての積載量は確保しつつ、居住性を高めるための両側跳ね上げ式ベッドシステムを導入。

ワンタッチで装着できるカウンターテーブルや、アイドリングストップでも車内を温めるFFヒーター、夜間に室内を照らすLEDスポットライトなども装備し、「寝る・積む・快適に過ごす」を充実させていることもポイントです。

サブバッテリーシステムも採用していますから、エンジン停止中も家電などを使えることも魅力ですね。

■ARJ:350-MOTORING「ARJ STYLE車中泊仕様」

ARJ:350-MOTORING「ARJ STYLE車中泊仕様」
ARJ:350-MOTORING「ARJ STYLE車中泊仕様」

見た目はワイルドですが、遊び心がある1台が、ARJ:350-MOTORINGが製作したキャラバン。ルーフやリヤラダーにはブラックラッピングを施し、グリルの日産エンブレムはLED化により光る仕様となっており、夜間に見ても楽しい工夫を施しています。

車内に装備した家具調のベッドキットは、対座や対面のシートにするなど様々なアレンジも可能。車中泊でくつろげる空間を演出しています。

■BUSOU「BUSOU CARAVAN」

BUSOU「BUSOU CARAVAN」
BUSOU「BUSOU CARAVAN」

匠の技で仕上げたABS真空成形のフロントアンダースポイラーが魅力の1台。素材と精度にこだわった作りにより、純正品に劣らないフィッテングの良さを誇ります。

デザインには、アウトドアを意識したパイプデザインを採用。スポイラーは6色から選択可能で、好みに応じたカラーマッチングにも対応しています。

■OGUshow「OGUshow ES TX SEMI GLOSS CONCEPT」

OGUshow「OGUshow ES TX SEMI GLOSS CONCEPT」
OGUshow「OGUshow ES TX SEMI GLOSS CONCEPT」

トランスポーター製作で有名なOGUshowが製作。外装には、キャラバン純正色をツヤ消し風にするセミグロス塗装を採用。

室内には、デザイン性と耐久性を両立したベッドキットを装備したほか、シート&ベッドパネルにはヴィンテージ調PVCレザーも採用。リヤウインドウを、走行中にはクリア化、就寝時などにはスモーク化するといった切り替えがワンタッチで可能な「エレクトロニック・シェード」や、アルパインと共同開発中の専用オーディオシステムなど、先進の装備も満載です。


いかがでしょう、お気に入りのカスタムカーは見つかりましたか? なお、人気投票の応募期間は、2024年1月24日(水)10:00〜2024年3月13日(水)17:00まで。応募方法など、詳しくは公式の特設サイトを参照下さい。

(文:平塚直樹

【関連リンク】

日産キャラバン人気投票キャンペーン特設サイト
https://www2.nissan.co.jp/EVENT/PRIZE/23/CARAVAN/04/?syid=20240124_039

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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