レトロになって帰ってきた日産「キューブ」が20台限定で奈良日産自動車より販売

公開日 2024/01/21 11:03
更新日 2024/10/21 11:34
著者塚田勝弘

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■認定中古車「CUBE Retro Renovation」のトライアル販売を開始

マツダやトヨタ、ホンダ、ボルボなどの自動車メーカーや販売会社がレストアサービスに進出する状勢もあり、ネオクラシックなどの旧車を大切にする層から注目を集めています。

日産自動車は、2023年1月19日、販売会社の奈良日産自動車（奈良日産）と共同で、内外装部品のリフレッシュやカスタマイズを施した認定中古車「CUBE Retro Renovation」のトライアル販売を開始すると明らかにしました。

同車両は、東京オートサロン2023で参考出品された「CUBE Refreshed & Retro CONCEPT」を再現した中古車で、1月22日から奈良日産より20台限定で販売されます。

日産は、初めてクルマを購入する若年層などをターゲットにして、中古車の内外装をメンテナンスしてより良い状態にリフレッシュしたり、ユーザーの好みに応じてカスタマイズしたりできる、魅力的な中古車プログラムの検討を進めているそうです。

「東京オートサロン2023」に参考出品された「CUBE Refreshed & Retro CONCEPT」は、その一環として制作されたモデル。

同モデルは、新車販売が終了したキューブの中古車をベースに、内外装部品を交換してリフレッシュ。さらに、専用カスタマイズ部品を装着することでレトロ感を演出したモデルで、公開後多くの反響が寄せられたそうです。

大きな反響を受け、ユーザーの好みや予算に応じて、新品部品への交換やメンテナンスを実施し、内外装をリフレッシュさせるパッケージ、個性あふれる内外装にカスタマイズできるパッケージを認定中古車の「キューブ」に採用した「CUBE Retro Renovation」が奈良日産で限定販売されることになりました。

日産は、今回の限定販売をトライアルと位置づけ、商品や価格など市場ニーズを検証し、今後の事業化や対象モデルの拡大の検討につなげる構えです。

【リフレッシュパッケージ】

使用過程で傷がついたり、経年劣化したりした部品を交換。内外装をリフレッシュすることを目的としたパッケージです。消耗品の交換やコーティングパック、劣化した部品の交換など、車両の状態や予算によってメニューを選択できます。

【カスタムパッケージ】

より個性的でレトロモダンな雰囲気を演出できるパッケージです。シートカバーやホイールカバー、2トーンカラーやインテリアの専用加飾など、ユーザーの好みに応じて内容を選べます。