■家庭用エアコンの稼働時間も延長
キャンピングカー・メーカーのレクビィ(愛知県瀬戸市)は、日産の商用バン「キャラバン」をベースにした人気モデル「レクビィ イゾラ」の新型を発表しました。
全幅が1695mmと初心者でも乗りやすいボディサイズながら、キッチンや家庭用エアコンなど、本格的装備を持つのがこのモデル。しかも、シャワー設備を備える防水マルチルームも採用することで、いつでも、どこでも快適な車旅が楽しめることも人気です。
そんなレクビィ イゾラの新型モデルでは、防水マルチルームのアップデートや、リチュウムイオン電池の大容量化などにより、使い勝手や乗降性を向上しています。
●スライドドアまわりの乗降性を改善
レクビィ イゾラは前述の通り、日産・キャラバンをベースにした8ナンバー登録の本格キャンピングカーです。
キッチンや電子レンジ、冷蔵庫や家庭用エアコンなどを装備。さらに、車体後方には、シャワー設備も備える防水マルチルームも用意することで、快適なキャンプや車中泊を実現します。
しかも、ボディサイズは全長5080mm×全幅1695mm×全高2400mmと、ノーマル(標準幅スーパーロングボディ・ハイルーフ)とあまり変わらない車格。特に、全幅は、ミニバンなどと同じサイズであることで、狭い路地などでも運転しやすいことが魅力。乗車定員は6名で、就寝人数は大人2名+子ども1名を確保しています。
そんなレクビィ イゾラの新型では、まず、スライドドア付近にあったキッチンを、防水マルチルームに移設し、シャワー設備と統合したこと。これにより、スライドドアまわりの乗降性を改善し、より広々感と使い勝手を向上させています。
また、停車時に家電などを使うためのサブバッテリーを、200Ahから300Ahに大容量化。インバーター(直流交流変換器)の能力も1500Wから2000Wにアップすることで、エアコン稼働時間の延長と、各電気機器の使いやすさも向上させています。
ほかにも、家具の形状を変更し、明るめの色調に変更。シートにも新しい生地や色を採用することで、より幅広いユーザーが親しめる室内を演出しています。
価格(税込)は、ガソリン車2WDで888万8000円、ディーゼル車の2WDが951万5000円、4WDが982万3000円。
なお、新型レクビィ イゾラは、2024年2月2日〜5日に千葉県・幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2024」で初披露される予定です。
(文:平塚 直樹)