目次
■SUBARUアウトバックと三菱トライトンに「OPEN COUNTRY」を装着
東ホールの807にブースを構えているTOYO TIRESは、モータースポーツ車両やオリジナルのカスタムモデルに、同社のタイヤを装着し、カスタマイズの楽しさをアピールしています。
「SUBARU LEGACY OUTBACK BOOST GEAR PACKAGE」は、BOOSTGEARのコンセプトカー。装着されていたのはOPEN COUNTRY A/T IIIで、林道や悪路だけでなく雪道(スノーフレークマークを取得)にも対応する頼れるタイヤです(凍結路と全車チェーン規制はNG)。
また、早くも登場したのが、三菱の新型トライトンのカスタマイズモデルで、TOYO TIRESブランドカラーの青を灯したカラーリングが目を惹きます。
タイヤはOPEN COUNTRY R/T(LT285/70R17 116/113Q)で、オフロード性能とオンロードタイヤ性能を両立する新カテゴリータイヤ。Autoflagsカスタムに、ホワイトレターが配されています。
●「MAZDA SAVANNA RX-3 Mad Mike D1GP参戦車両」
モータースポーツで注目を集めていたのが「MAZDA SAVANNA RX-3 Mad Mike D1GP参戦車両」。
マイケル・ウィデット(愛称マッドマイク)選手の「D1GP」の参戦を受けて、マイクとTCPマジックが共同製作した、4ローターのローターリーエンジンが搭載されています。今見るとコンパクトなサバンナRX-3に、PROXES R888 R(フロント205/50ZR15 89W、リヤ235/50ZR15 94W)が圧倒的な存在感を与えています。
そのほか、レース専用車GR Supra GT4の進化モデルとして2023年シーズンから投入された「TOYO TIRES With Ring Racing TOYOTA GR Supra GT4 EVO」に、レーシングスリックタイヤ(ニュルブルクリンクスペック)のPROXESが装置されています。
●サステナブル素材使用比率90%のコンセプトタイヤを披露
カスタマイズやモータースポーツだけでなく、環境に配慮されたサステナブル素材使用比率90%のコンセプトタイヤも、ブース内の目立つ場所に展示。天然由来などの再生が可能な「リニューアブル素材」、再利用した「リサイクル素材」が採用されているのが特徴です。
このコンセプトタイヤには、リニューアブル素材としてバイオマス由来ブタジエンゴム、バイオマス由来スチレンブタジエンゴム、籾殻灰シリカ、植物由来オイル、バイオ由来ポリエステル繊維などが採用され(全体の約60%)、リサイクル素材として富山大学との共同開発で成功したというCO2由来のブタジエンゴムをはじめ、再生カーボンブラック、再生ビードワイヤー、再生スチールコードなどが使われています(全体の約30%)。
また、タイヤの新商品では2024年1月から順次発売される低燃費コンフォートタイヤ「PROXES CF3」もチェックできます。低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立した商品。
同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」が活用され、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンが目を惹きます。制動性と操縦安定性が向上し、スムーズで快適な走りが得られるそう。静粛性の高さも特徴で、タイヤラベリング制度での「低車外音タイヤ」に適合しています。発売サイズは全46サイズ、価格はオープンです。
(文・写真:塚田 勝弘)