高級スポーツカー・バトゥールをオマージュしたドゥカティ「ディアベル・フォー・ベントレー」発表

■お値段は最高1035万円。ベントレー最強モデルとコラボした特別限定バイク

イタリアのバイクメーカー「ドゥカティ」と、イギリスの高級車メーカー「ベントレー」がコラボレーションした特別仕様のバイク「ディアベル・フォー・ベントレー」が、2023年12月8日にアメリカのマイアミで発表されました。

ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー
ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー

ドゥカティの大型クルーザー「ディアベルV4」をベースに、ベントレー史上最強ともいわれ、わずか18台のみが生産された「バトゥール」からインスピレーションを受けて開発されたというのがこのモデル。

ボディカラーはもちろん、各部に特別な装備を施した仕様で、わずか500台の限定生産。しかも予定価格は760万円というからお値段も破格です。

さらに、この特別仕様車には、ベントレーのオーナーのみが購入できる「ディアベル・ベントレー・マリナーバージョン」という仕様もあり、こちらは50台限定で販売。予定価格はなんと1035万円だといいますから、かなり高価で贅沢なバージョンであることが予想できます。

●ディアベルV4やバトゥールとは?

今回、ドゥカティとベントレーがコラボしたディアベル・フォー・ベントレーは、前述の通り、大型クルーザーのディアベルV4をベースとする特別限定モデルです。

ドゥカティ・ディアベルV4
ドゥカティ・ディアベルV4

ディアベルV4の元祖は2011年に登場したV型2気筒のディアベル。ロー&ロングのスタイルや、極太のリヤタイヤなどの採用により、筋肉質ともいえる造形が特徴のバイクです。

現行モデルのディアベルV4では、エンジンを1158cc・V型4気筒エンジンに変更。最高出力124kW(168PS)/1万750rpm・最大トルク126Nm(12.8kgf-m/7500rpm)を発揮し、胸の空くような加速感が味わえることが魅力です。

しかも、低回転域でのリニアな出力特性と、全回転域における力強いトルクを組み合わせることも特徴。これにより、街乗りから高速クルーズまで、幅広いシーンで扱いやすい出力特性も実現しています。

ベントレー・バトゥール
ベントレー・バトゥール

一方、今回のコラボでオマージュされたのが、ベントレーが誇る高級スポーツカーのバトゥール。

2022年に発表され、2023年にわずか18台のみが販売されたというこのモデルは、ベントレー史上最もパワフルといわれており、最高出力740PSを発揮するツインターボW12エンジンを搭載。

専用のチューニングが施されたというエンジンにより、ドライバーは究極のパフォーマンスをさらに上回るスリリングなドライブ体験が味わえるといいます。

また、彫刻的で筋肉質なボディワークを採用することで、エレガントながら迫力あるフォルムも実現。高級車メーカーであるベントレーの新たなデザインDNAを表現しているといいます。

ちなみに、今回のコラボレーションは、ドゥカティとベントレーが、アウディやランボルギーニを含むフォルクスワーゲン・グループの「プログレッシブ・ブランド・グループ」の一員であることに由来しているのだとか。

つまり、同じグループに属する、クルマとバイクそれぞれの高級ブランドによる夢のタッグということですね。

●カラーや各部のパーツにバトゥールをオマージュ

そんなバトゥールをオマージュしたディアベル・フォー・ベントレーでは、まず、ボディカラーに洗練された豊かな色調のメタリックカラーであるスカラベ・グリーンを採用。

専用設計された鍛造製ホイールは、ダークチタニウムサテンに塗装され、機械加工された表面の一部が見えるような工夫も施されています。

イタリアのバイクメーカー「ドゥカティ」と、イギリスの高級車メーカー「ベントレー」による夢のコラボ
イタリアのバイクメーカー「ドゥカティ」と、イギリスの高級車メーカー「ベントレー」による夢のコラボ

サイドのエアインテークは、バトゥールの最も特徴的な要素のひとつであるツートンカラーのフロントグリルを反映。三角形のリヤ・エクストラクターは、バトゥールの同様の部品を参考にしているほか、フロントマッドガード、フェアリング、タンク上部は、バトゥールに装備されているフロント・ボンネットのリブを想起させるような作り込みがなされています。

ディアベル・フォー・ベントレーのホイール
ディアベル・フォー・ベントレーのホイール

加えて、1人乗り用のシングルシートカウル(パッセンジャーシートに交換可能)は、やはりバトゥールのリヤスタイルをオマージュ。フェンダー、ヘッドランプカバー、エンジン、エキゾースト、ラジエターカバーなど各部パーツには、高品質カーボンファイバーを使用することで、高性能なイメージを演出します。

ほかにも、ブラックのアルカンターラをあしらったシートには、バトゥールのシートと同じ赤いファブリックの下地が見える緻密な細工を投入。シートのリヤパッドにはベントレーのロゴを刺繍で入れるなど、各部に特別な装備を採用しています。

そして、前述の通り、ベントレーのオーナーだけが購入できる50台限定の「ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー」。ちなみに、車名にあるマリナーとは、ベントレーのボディ製造工房の名称で、このモデルがさらに特別な仕様であることを表現しています。

ディアベル・フォー・ベントレーのシート
ディアベル・フォー・ベントレーのシート

ベース仕様との違いは、ドゥカティのデザイナーと協力し、サドル、フロントブレーキキャリパー、カーボンファイバー製パーツ、ホイールのカラーを変更していること。さらに、ボディパーツのカラーを、オーナーが所有するベントレー車と同じカラー、もしくはマリナーのデザイナーがおすすめするカラーバリエーションの中から選択することもできます。

まさに、ラグジュアリーで特別なバイクといえるのがこのモデル。前述した予定価格もそうですが、装備面でもかなりスペシャルな印象ですね。

発売時期などはまだ未公表ですが、ベース仕様で760万円、限定のディアベル・フォー・ベントレー・マリナーに至っては1035万円といいますから、おそらく、かなりの富裕層か、高級車のコレクターなどが購入するのでしょうね。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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