■N-BOXの「オータムイエロー・パール」「グレージュ×グレー(インテリア)」がグランプリを獲得
日本流行色協会が車の優れたカラーデザインを顕彰している「オートカラーアウォード2023」。ホンダN-BOXの「オータムイエロー・パール(エクステリア)」「グレージュ×グレー(インテリア)」がグランプリに輝きました。
ホンダでは、2008年の「FCXクラリティ」、2010年の「CR-Z」、2018年の「N-VAN」に続き4度目のグランプリ受賞です。
「オートカラーアウォード2023」では、カスタマーとどうコミュニケーションをとり、CMF(COLOR、MATERIAL、FINISHINGの略称)に反映したかが評価ポイントになったそうです。
N-BOXは、ユーザーの行動をよく観察し、機能性と楽しさをリズミカルに表現したことが評価されています。エクステリアのイエローは、車のカラーデザインでは難しい色相だそうで、少しずれるとアウトドアイメージが強すぎたり、汚く見えてしまったりしますが、N-BOXはほっこり温かくなるような「ちょうど良い」イエローを実現したことも評価されています。
●特別賞はヤマハ発動機「YZF-R7」の「ヤマハファクトリーレーシングブルー」
特別賞には、ヤマハ発動機「YZF-R7」の「ヤマハファクトリーレーシングブルー」が輝いています。
受賞理由は、ユーザーと深いコミュニケーションをとり、ファンの要望を引き出してより美しいCMFデザインを作り上げたことが評価されています。
この方法は、CMFデザインの新しい在り方として高く評価されています。微妙に色相がずれた2色のブルーが、太陽の光が加わることで調和し、難しい2トーンを見事に成功。また、走行時にグラデーションのように見え2色がうまく交わることにも驚きを感じるという評価を得ています。
(塚田 勝弘)