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■この季節になると向き合うことになる、それがタイヤ置き場問題!
●東京に置くか、実家に置くか、そこからいつも迷っていました
こんにちは。東京でクルマを買ってしまったライター半澤です。
前回の記事でも書きましたが、駐車場に関してまだまだモヤモヤがありました。そう、タイヤ置き場問題。ドーンとタイヤを放置しているのです。見た目も悪く駐車場を覗く度に心を痛めていました。
ボクは実家が福島県のためスタッドレスタイヤを購入し、雪道にも対応できる状況をつくっています。なので、タイヤが2セットあるのですが、これがけっこう困りもの。
あるときはこの写真のように東京の駐車場に雑然と置いて、またあるときは実家の駐車スペースに放置するなど、タイヤ置き場を定められてませんでした。
実は最近、スタッドレスタイヤを持って来るためだけに帰省するというおっくうなイベントも発生し、なんとかしないとな……とはずっと思っていたんです。もう、タイヤの「なんとなく置き」は卒業したい。
今回はタイヤをどうするかを真面目に考えてみます!
●まず候補になったのは「タイヤ保管サービス」、その料金は?
と、意気込んではいたものの、一向にアクションを起こせないのは、面倒くさがりのボクの悪いところ。
気づけば月日ばかりが流れ、もう師走。今回もタイヤを交換するその瞬間まで「タイヤ置き場問題」に目をつむっていました。
でも、年に2度しかないタイヤ交換時こそ、この議題と向き合うべきでは!
そう思い立って、ガソリンスタンドで給された薄いコーヒーを飲みながら、一緒に出されたロータスの甘いビスケットを頬張りながら、30分ほどかかるというタイヤ交換作業の間に、スマホでタイヤの保管方法を調べました。
まず思いついたのは「タイヤ保管サービス」。これは、クルマ業界の各社が提供しているサービス。タイヤを預かってくれて長期保管もお願いできるというもの。以下、いくつかの価格例を挙げてみましょう。
1. タイヤメーカー系:ライトプラン 月額847円〜/スタンダードプラン(メンテナンスあり) 月額1,276円〜
2. ガソリンスタンド:1年間6,480円〜
3. ディーラー:1年間20,900円〜
タイヤのサイズによっても異なるし、エリアによっても金額は違うみたい。なので、これはあくまで一例なのですがタイヤを保管してもらうとけっこうお金がかかることが判明しました。
ちゃんとした環境で保管するからタイヤの劣化が防げるし、盗難の心配もない。安心を買えるのは素敵だと思う一方、ただでさえ金がかかるマイカーにこれ以上お金を賭すのは正直きつい! そんな気持ちが生まれてしまいました。
とはいえ、ご存知の通りタイヤって嵩張るし重たいし。なるほどお金がかかるのも納得。金額に折り合いがつく人なら保管サービスもアリではないでしょうか。
●収納ラックは思いのほかハードル低し! 勢いでポチった4000円収納
サービスにお金を払えないとなると、自力でやるっきゃありません。
ということで、次に検討したのは「タイヤラック」です。自分で棚を作るということ!
先程、「面倒くさがり」という自身の欠点に触れましたが、ここでもう一つ短所を発表しなくてはなりません。この記事ではなるべくバレないようにしてきましたが…ボクは衝撃的に不器用なのです。折り紙で鶴の一つも折れない男なのです。
この連載を読んでくささっている優しい方は、もしかしたら気づいてらっしゃるかも。コイツ、せっかくマイカーを買ったのにDIY的なことや改造に手を染めようとしない!
そう、それはひとえに、不器用だから。40歳を超えたおじさんの告白として恥ずかしい限りですが、昔から細やかな作業が苦手、嫌い。工具を使っての家具づくりなど、可能な限り携わりたくないと思って今まで生きてきました(この人、モテなそうだなぁ、涙)。
ということで、ボクが探したアイテムは「ネジ止め不要!」など、とにかく簡単に作れることを謳う製品。
調べてみると思いのほかたくさん見つかるものですね。タイヤラックは需要が高いようで、ECサイトにはたくさんのラックが並んでおり、簡単設置タイプもズラリ。しかも3000円、4000円代からと安い!
本棚など、普通のインテリアだってもっと値が張るじゃん、と思いながら調べていると、今持っているタイヤのサイズにぴったりの収納ラックを発見。気づけばポチっていました。4000円弱。うん、いい買い物した!
ラックは数日後に到着。開封してみると大きな部品ばかり。ネジやらナットはなし! これならボクでも作れそう!
ということで作業を始めてみると、なんと15分でラックが完成しました。一番の難関だと思っていた組み立ても、夕方のワイドショーの飲食店特集を見ているうちに完了。こんなことなら、もっと早く買っておけばよかった!
●タイヤラック自体には満足も、そもそもホイール付きタイヤは横積みがいい?
ということで、さっそく完成したラックを駐車場に設置しました。駐車場のすみっこに4本のタイヤがスッキリ収まって、いやあ、思ったよりいい感じ! 重たいタイヤを乗せてもビクともしない。そりゃ、専用ラックなので当たり前なんですが、その安定感に感動しました!!
という感じでこの記事を終えるつもりでしたが、残念なことが発覚します。
ホイール付きのタイヤは縦置きでなく、横積みが良い!
調べたところ、それが一般常識のようです。縦に置くとホイールの負荷がかかってしまってタイヤに良くないんですって。
えぇ!? 収納ラックの製品購入ページに「縦置きが良い」って書いてあったじゃん!
そう思い、改めて購入ページを改めて見ると確かに、縦置きが良いよと書いてあるものの、ホイールなしのタイヤの写真が映ってました。ホイールなしの場合は縦が推奨されているようです。うーん紛らわしいよ。辛っ!
さらに、もう一つ残念なことがありました。このラック、収納カバー付きのタイプとカバーが付かないタイプがあり、サイズや型番で異なるんです。ボクはカバー付きを購入したつもりだったのだけど、届いたのはカバー無し。これからカバーだけ買うとプラス2,000円くらいかかると、今、amazonが優しく教えてくれています。
一応、風雨をしのげる駐車場で、今の環境でも大きな問題はないと信じているのだけど、見た目も考えるとやはりカバーが欲しいかなあ。つうか、ちゃんと確認して買えよ、オレのバカ…。
今回は、「面倒くさがり」「不器用」という自分の欠点を晒してしまったわけですが、結果、ドジっ子ぶりまで見せつけてしまい、自分に憤っています。何やってんだ!
収納ラックは4000円くらいの買い物でよかったけど、カー用品は基本高いから、ちゃんと吟味して買おうぜ、本当。と、自分を戒めた次第。これに懲りず、次回もカーアイテムを買う予定!
次回、第25回【冬装備編】、カー用品選びの重要さを痛感した半澤、次に買うものは?
(半澤 則吉)