水上もカーボンニュートラルへ。ヤマハ発動機が水素エンジン船外機の開発試作機を出展【Miami International Boat Show2024】

■高出力化とカーボンニュートラルの両立を目指す

水素船外機の開発試作機
水素船外機の開発試作機

ヤマハ発動機は、2024年2月14日~18日にアメリカのフロリダ州で開催される世界最大級のボートショー「Miami International Boat Show2024」に、水素エンジン船外機の開発試作機を出展します。

水上を走るマリン製品は水の抵抗を受けるため、車などと比べてハイパワーが必要になります。さらに、海や川、湖などの場所、漁業やプレジャーなどのニーズによって、マリン製品に求められる性能・要件も多岐にわたっています。

水素燃料へ対応する特殊仕様
水素燃料へ対応する特殊仕様

同社は、こうした課題のあるマリン製品のカーボンニュートラル達成に向けて、電動化の取り組みだけではなく、新エネルギー技術へマルチパスで開発を推進。

さらに、全社の環境目標として、「スコープ3.(製品使用時、原材料調達など含むすべての排出)」で、2050年までにカーボンニュートラル達成を掲げています。持続可能な社会の実現に向けて、今後もサステナビリティに寄与する技術の研究、開発を推進する構えです。

世界最大級のボートショーで、高出力化とカーボンニュートラル化の両立に寄与する水素エンジン船外機の開発試作機の展示によりヤマハ発動機の技術力が披露されることになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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