■WRC(FIA世界ラリー選手権)でも活躍した「セリカ」復活濃厚
1970年に、近年のトヨタ車にも通じる美しい造形で登場したスペシャリティクーペ、初代トヨタ「セリカ」。
その車名はスペイン語の「天空」に由来しており、1985年に「流面形」のキャッチフレーズで登場した4代目セリカでは、フルタイム4WD仕様のGT-FOUR(ST165型)がWRCオーストラリア戦で初優勝したのに加え、1987年公開の映画 「私をスキーに連れてって」では、雪山を舞台に4駆を活かして荒々しく駆け巡るシーンを披露。
それらの実績が、同車の販売に大きく寄与した経緯があります。
その後、セリカは7代目まで開発されましたが、2006年4月に販売を終了。7代/36年の歴史に幕を下ろして以降、早いもので17年以上が経過しています。
しかしトヨタは2017年に続き、2021年に米国特許商標庁に対して、2度に渡って「セリカ」の商標権登録申請を実施していることから、巷では同車復活への期待が高まっています。
●豊田章男会長と佐藤恒治社長がセリカの復活を示唆!
そうしたなか、同社が発信する情報媒体「トヨタイムズ」において2023年11月14日、ラリージャパン2023に関連付けて「セリカ復活!? 豊田会長の発言に注目が集まる」と銘打った記事が掲載されました。
それによると、豊田章男会長は佐藤恒治社長に、WRCでも活躍したセリカの復活を“要望済み”だそうで、「セリカでWRC優勝経験のあるユハ・カンクネン氏を、なぜ私がフィーチャーしているのかを考えてみて欲しい」とまでコメント。
一方、レクサスLCなどトヨタのスポーツカーや水素エンジン車の開発に深く携わって来た佐藤社長も、過去に“スーパーストラットサスペンション”を搭載したセリカを所有していたそうで、かねてより「人生の夢はセリカを復活させること」と公言しているそうです。
となると、セリカ復活はすでに約束されているようなもので、すでに開発が進んでいる可能性すら考えられます。
復活が実現した場合、これまでの歴代セリカが「2ドアクーペ」を基本とする先進的なスタイリングを採用していることから、8代目においても、そうした流れを継承するものと予想され、今後どのタイミングでその姿やメカニズムが披露されるのかが大いに注目されます。
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