ホンダの軽二輪スクーター「ADV160」に2024年モデル登場。新色追加、お値段据え置きの47万3000円

■車体色に都会的なブルーを新設定

ホンダは、軽二輪スクーターの「ADV160」に新たなカラーリングを追加した2024年モデルを、2023年12月14日に発売することを発表しました。

新色「パールボスポラスブルー」を採用したADV160
新色「パールボスポラスブルー」を採用したADV160

タフでアクティブなアドベンチャースタイルを持つモデルがADV160。新型では、個性的で力強い外観や、スクーターの魅力である快適性や利便性といった基本性能はそのままに、「パールボスポラスブルー」の車体色を追加しています。

●オン・オフで快適なスクーターモデル

ADV160は、2020年に登場したADV150が元祖。「限界を超えていく都会の冒険者」をコンセプトに開発されたADV150は、オンロードの快適性とオフロードでの高い走破性を持つアドベンチャーバイクのスクーター版といえるモデルです。

先代モデルのADV150
先代モデルのADV150

高剛性なダブルクレードル構造のフレームに、耐久性や静粛性などに優れる149cc・単気筒エンジンを搭載。130mmのストローク量を確保するフロントサスペンションなど専用設計の足まわりも装備することで、通勤・通学からツーリング、未舗装路まで、さまざまなシチュエーションで快適な乗り心地を実現していたことが特徴です。

2022年のフルモデルチェンジで登場した現行のADV160は、タフな外観などを継承しつつ、よりスポーティなデザインを採用。また、パワートレインを刷新し、先代モデルの149ccから排気量をアップした、156cc・水冷4ストローク単気筒の新エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」を搭載します。

継続色の「マットダリアレッドメタリック」
継続色の「マットダリアレッドメタリック」

最高出力16PS・最大トルク1.5kgf-mを発揮するエンジンは、先代モデルからパワーをアップしつつも、最新の令和2年排出ガス規制にも対応。WMTCモード値で42.5km/Lという燃費性能と、容量8.1Lの燃料タンクを備えることで、カタログ上の数値では、1回の満タンで300kmを超える航続距離も実現します。

車体まわりでは、新形状フレームを採用することで、さらに軽快なハンドリングを実現。シート高も従来の795mmから780mmに下げることで足着き性にも配慮し、ストップ&ゴーが続く渋滞路などでの安心感や、取り回しのしやすさなどに貢献します。

より大型化したウインドスクリーンにより、高速走行時の防風性能が向上。2段階の高さ調整機構も備えることで、ライダーの好みや体格に応じた設定を可能としています。

継続色の「パールスモーキーグレー」
継続色の「パールスモーキーグレー」

ほかにも、独自のトラクションコントロール機構「HSTC(ホンダ・セレクタブル トルク コントロール)」も採用することで、滑りやすい路面での安心感に寄与。フロントインナーボックス内には、スマホなど電子機器の充電に便利なUSBソケット(Type-A)を標準装備するなど、使い勝手や実用性の高いアイテムも満載です。

●カラーバリエーションは全4タイプで展開

そんなADV160の新型では、前述の通り、車体色に「パールボスポラスブルー」を新設定。このモデルが持つワイルドな雰囲気に、都会的なテイストも加味しています。

ホンダ・ADV160の新色「パールボスポラスブルー」
ホンダ・ADV160の新色「パールボスポラスブルー」

カラーバリエーションにはほかにも、従来の「マットダリアレッドメタリック」「パールスモーキーグレー」「マットガンパウダーブラックメタリック」も継続設定し、全4タイプで展開します。

お値段は、据え置き価格(税込)の47万3000円。冒頭で紹介した通り、2023年12月14日に発売される予定です。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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