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■東京モーターショー2013の開催直前に往年の名車が登場
2013(平成25)年の「第43回東京モーターショー2013」開催が目前に迫った11月16~17日、モーターショーと同時開催の「お台場モーターフェス」のオープニングイベントとして「ODAIBAモーターパレード」が開催されました。
●パレード車のドライバーには豪華なメンバーが集合
日本自動車工業会(JAMA)主催で開催されたODAIBAモーターパレードは、普段は滅多にしか実物を見ることのできない日本の歴史を飾った昭和の名車やレーシングカー、ラリーカーなど、憧れの車60台が博物館やサーキットから抜け出して、一日だけお台場の街を走行するという夢のパレードでした。
パレードには、古屋国家公安委員会委員長(当時)がゲスト参加し、主催した日本自動車工業会の豊田章男会長や、レーシングドライバーの佐藤琢磨選手、タレントでレーサーでもある近藤レーシングの近藤真彦監督、日本のトップレーサーたちがパレード車を運転しました。
●観衆を沸かせたパレード
パレードの先頭車は、古屋国家公安委員長が駆る「レクサスLFAスパイダー」。何とパレードなのに古屋氏はいきなり全開走行で観衆を驚かせます。
国家公安委員長は交通取り締まり全体を統括する立場の人とはいえ、警察の全面協力のもと閉鎖された公道なので、もちろん何の問題もありません。
古屋氏は、国家公安委員長になるまでは秘書に運転を任せず自分で運転をしていたほどの車好きで、モータースポーツが趣味ということなので、なるほどと納得しました。
続いた2号車の豊田章男会長も「レクサスLFAスパイダー」で古屋氏に触発されたのか、こちらも全開でコーナーに突っ込んでいきました。
その後も、佐藤琢磨選手はスーパーフォミュラマシンを駆け、近藤氏は日産の電動レーシングカーを操り、そのほかにも映画007のボンドカーにもなった「トヨタ2000GT」、ル・マン24時間レースで日本車初の優勝車「マツダ787B」など、日本のトップレーサーが操る名車が観衆の声援を受けながら走り抜けたのです。
●パレードに参加した名車たち
パレードに参加した車両は、2輪も含めて60台。以下が、各メーカーの主要な出走車両です。
・トヨタ:トヨペットクラウン、トヨタ2000GT、トヨタスポーツ800、トヨタセリカGT-Four、レクサスLFAスパイダー、スーパーフォミュラ参戦車両など
・日産自動車:フェアレディSPL213、フェアレディ240Z、スカイライン2000GT-R、スカイラインR32GT-R、セドリック、ブルーバード1600SSSなど
・ホンダ:S360、スーパーGT GT300&GT500参戦車
・マツダ:マツダ787B
・スバル:BRZ GT300、WRX STI ニュルブルクリンクブルリンク24H参戦車両
・三菱自動車:三菱A型(レプリカ)、初代パジェロなど
・スズキ:スズライトフロンテTLA、ジムニーLJ10
・ダイハツ:コペン、ミゼット、コンパーノベルリーナ
・日野:レンジャーダカールラリー参戦車
・いすゞ:スミダM型バスなど
・2輪車として、ホンダ:CBR1000RRW、ホンダNR。スズキ:GS1000R、ダイヤモンドフリーDF。ヤマハ発動機:YZF-R1、YA-1など
昭和の名車やレーシングカーの走る姿を目のあたりにするチャンスは、そうそうありません。多くの観客が熱狂する様子を、多くのYouTuberが伝えていました。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれません。
(Mr.ソラン)
【関連動画】
Nissan at Odaiba Motor Festival 2013/お台場モーターフェス(日産自動車株式会社が運営する日産公式チャンネル)