■スペルブはセダンを次世代へ継承する重要な役割に
シュコダは現在、主力「スペルブ」次期型を開発していますが、そのティザースケッチが公開されました。
現在SUVの台頭により、セダンの需要が減少。一部の自動車メーカーは従来型モデルの生産を中止し始めています。フォルクスワーゲン「パサート」もそのひとつです。そんな流れのなかですので、スペルブはセダンを次世代へ継承する重要な役割を担っているとも言えます。
次期型のワールドプレミアは11月2日に決定、「ジャパンモビリティショー」開催期間中の発表はタイミングが悪いと考えたようです。
すでに公開されたプロトタイプでも見られたように、2024年型シュコダ・スペルブは、次世代モデルというよりもむしろフェイスリフトに沿った、進化したデザインを採用しています。先代よりも長く、背が高く、より空力的に設計され、0.24 cd の抗力係数を特徴としています。
ハイライトの一つは、よりスリムになった新しいLEDマトリックスビームヘッドライトと、よりプレミアムな外観を持つLEDテールライトです。
キャビン内も注目です。ダッシュボードには、1インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、10インチのバーチャル・コックピット、ヘッドアップ・ディスプレイ、および統合スクリーン付きの新しい回転式プッシュボタン「スマート・ダイヤル」が装備されています。
また、ギアレバーがステアリングホイールコラム上に配置され、前席間のスペースがさらに広がったほか、ヘッドルームとラゲッジコンパートメントが従来のスペルブと比較して「大幅に拡大」したと語っています。
エンジンのラインナップは2024「コディアック」SUVと非常に似ており、ディーゼル、ガソリン、マイルドハイブリッドガソリン、プラグインハイブリッドパワートレインのオプションが含まれていますが、後者はコンビボディスタイルでのみ提供されます。また、すべてのパワートレインはDSGオートマチックギアボックスにのみ結合され、前輪または4輪すべてに動力を送ります。