大好きなF1日本GP観戦!のはずがコロナ感染しちゃった(涙)【F1女子のんびりF1日記】

■待ちに待ったF1日本GPだったのに…

●念願の鈴鹿PA「PIT SUZUKA」で気分を上げてきた

総動員数22万2000人と大盛況に終わったF1第17戦日本GP(9月22日〜24日/鈴鹿サーキット)。今年は雨や台風の影響もなく、見事な秋(いや、夏!?)晴れ。現地観戦した方、日焼けは大丈夫でしたか?

決勝日の動員数は10万1000人で、10万人超えは2012年以来とのこと!(2023年F1日本GP)
決勝日の動員数は10万1000人で、10万人超えは2012年以来とのこと!(2023年F1日本GP)

F1大好きな私は、もちろん行く予定でした。しかし水曜日に鈴鹿市に到着したものの、新型コロナウイルスが発症。現地観戦が叶わなかったのです(涙)。

今年は3歳の娘と昨年一緒に日本GPに行ってからF1ファンになってくれた、義理母&義理妹の4人で参戦予定でした。

火曜日に義理実家に前泊し、そこから車で鈴鹿へ。いつも新幹線で移動していた私には、どうしても立ち寄りたいところがあったのです。

そう、それが新名神高速道路鈴鹿PA「PIT SUZUKA」!

2019年3月にオープンしてから、これまで様々なレーシングカーやエンジンなどが展示されていたと聞き、いつか行ってみたいと思っていました。車を降りると、建物の入り口には大きな「鈴鹿」の文字が。PAなので当たり前のことなのですが(笑)、鈴鹿という文字を見るだけでテンションが上がります。

中に入ると、CAMELイエローがかっこいい「ロータス ホンダ99T」が展示されていました。

ロータス ホンダ99T(1987年)
ロータス ホンダ99T(1987年)

英国の名門チーム、ロータスが制作した車体に、1000馬力以上を叩き出すといわれ当時、最強との呼び声が高かったホンダV6ターボエンジンを搭載。

そして、このマシンのステアリングを握ったのが、1987年にチーム・ロータスから日本人初のF1フルタイムドライバーとしてデビューした中嶋悟氏。1987年は鈴鹿サーキットで初のF1日本GPが開催された年でもあり、日本のF1ファンにとって記念すべき1台ですよね。

ルイス・ハミルトンの手、大きかったなぁ。
ルイス・ハミルトンの手、大きかったなぁ。

また展示スペースにはF1の実況(英語版)が流れていて、まるでサーキットに来ているかのよう! もう気分はすっかりF1モードです。

そんな私のテンションを更にあげてくれたのが、マシンの横に展示されていた2018年F1日本GPで表彰台に上がった3ドライバー(1位ルイス・ハミルトン、2位バルテリ・ボッタス、3位マックス・フェルスタッペン)の手形モニュメント!

ドライバー大好きな私は一目散にモニュメントに近づき、ドライバーの手形と手を合わせニヤニヤしておりました(変態)。サーキットへ行く時にいつも利用している白子駅にあるのは見た事があるのですが、まさかここでお目にかかれるとは思わず、とっても嬉しかったです。

娘がはりきって押したものの、上手くできなかったので見本を(笑)。
娘がはりきって押したものの、上手くできなかったので見本を(笑)。

ハイウェイスタンプコーナーもあったのですが、なんとそのスタンプもモータースポーツ仕様になっていました! これは記念になりますよね。スタンプ大好きな娘が大喜びで押していたのも、良い思い出です。

また鈴鹿サーキットのオフィシャルグッズ販売コーナーもあり、「明日サーキットで買おうね〜」とその場では買わなかったのですが、こんなことになるなら買っておけば良かった〜(涙)。

●鈴鹿のイオンモールもF1色に染まっていました

憧れだった「PIT SUZUKA」を満喫し、スマートICを出ていよいよ鈴鹿市内へ。今日は水曜日。明日のピットウォークに向けて前泊です。

宿に到着し少し休憩してから、娘が大好きなイオンモール鈴鹿へ向かいます。イオンモールって子どもを遊ばせられるし、必要なものを揃えられ、食事にも困らないので子連れにとって最強スポットですよね(我が家だけ!?)。

無料のキッズスペースが広くてびっくり!
無料のキッズスペースが広くてびっくり!

イオンモール鈴鹿に入ると、F1関係者なのか外人さんの多いこと! なんだか良い香りが充満して、海外観戦に来ている気分でした。

そういえば、フードコートを探していたウイリアムズのスタッフさん、何食べたのかなぁ。

1階の食品レジ前催事場には、レッドブルのマシンも展示してありました。いよいよきたなー!とワクワク度も頂点に達したその時、娘が眠い、眠いとグズグズ。夕飯はお弁当を買い、急遽宿に戻ることにしました。

●まさかの…親子でコロナ感染(涙)

宿に戻って一眠りしたあと、娘を抱っこしたら身体が熱い。これは嫌な予感がするぞ。体温を測ったら38.5度。まずは一晩様子をみることにしました。

そうこうしているうちに、私も悪寒と関節痛が。またしても嫌な予感…。

レッドブルRB15。2019年F1日本GPで実際に走行した車両とのことです。
レッドブルRB15。2019年F1日本GPで実際に走行した車両とのことです。

翌日、娘の体温は下がらず私も38.2度。サーキットへは向かわず、近くの病院へ駆け込みました。そこでPCR検査を受け、2人ともコロナ陽性。まさか自分と娘がかかるなんて…。

楽しみにしていたF1観戦は叶わず、急遽車で義理実家まで帰ることになったのです。そして翌日から義理母と義理妹も発熱し、コロナ陽性。感染力の強さに恐ろしさを感じました。

症状もなかなか辛く40度近い高熱が2〜3日続き、娘は嘔吐、私は喉の強い痛みと咳がとまりませんでした。新型コロナウイルスの分類が第5類になり、今まで通りの生活が戻ってきたなぁと思った矢先の感染。まだまだ油断はできないですね。皆さんもお気をつけください。

●2023F1GPはレッドブル(コンストラクター)、フェルスタッペン(ドライバー)がシリーズチャンプに!

今年は残念ながら現地観戦が叶いませんでしたが、娘が寝ている合間にレースや日本GPの様子を楽しむことはできました♪

鈴鹿サーキットのホームストレート上で記念撮影をするレッドブル。おめでとう!(2023年F1日本GP)
鈴鹿サーキットのホームストレート上で記念撮影をするレッドブル。おめでとう!(2023年F1日本GP)

マックス・フェルスタッペンの圧勝で、6度目のコンストラクターズタイトルに輝いたレッドブル。まだシーズンは終わっていませんが、今シーズンも強い! 速さはもちろん、ピット作業や戦略も完璧で最強モードですよね。

日本GPでドライバーズチャンピオンは決まらなかったものの、翌戦のカタールGP(10月6日〜8日)のスプリントレースで、見事フェルスタッペンが3年連続ワールドチャンピオンを獲得! この勢いは一体いつまで続くのか、誰が止めることができるのか、今から来シーズンが楽しみです。

●ベッテルの「Buzzin’ Corner」とは?

自ら昆虫ホテルの設置を行っており、セバスチャン・ベッテルの本気が伝わりました(2023年F1日本GP)
自ら昆虫ホテルの設置を行っており、セバスチャン・ベッテルの本気が伝わりました(2023年F1日本GP)

そして個人的に嬉しかったのは、昨シーズンでF1を引退した4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルが鈴鹿に戻ってきたこと! デモランをするわけでなく、生物多様性への意識を高めるためのプロジェクト「Buzzin’ Corner」を実現するためというのも彼らしくて◎。

今回のプロジェクトで、2コーナーのガードレールの内側に10個の昆虫ホテルが設置されました。「昆虫ホテルって何だ…!? 」と驚きましたが、昆虫が冬眠できる場所を提供するためのものなのだそうです。

また、2コーナーの縁石がミツバチを連想させる黒と黄色に塗り替えられたのにも驚きました。なぜミツバチ色なのかと言うと、「ミツバチは誰もが知っている昆虫なので、アンバサダーとして活躍してもらうことにした」とのこと。縁石の色まで変えることができるのは、ベッテルの人望あってこそですよね。

なんと豪華な集合写真でしょう! 昆虫ホテル、見に行ってみたいなぁ(2023年F1日本GP)
なんと豪華な集合写真でしょう! 昆虫ホテル、見に行ってみたいなぁ(2023年F1日本GP)

そして木曜日には、現役F1ドライバー20人全員が集まってお手伝い! 昆虫ホテルが各チームごとに個性溢れる素敵なペイントで彩られました。

なによりベッテルがドライバーたちと楽しそうに話している姿を見ることができたのが、嬉しかったです。次の日本GPも、昆虫ホテルの様子を観察するために来てほしい〜!!

そうそう、このプロジェクトのグッズがベッテルのオフィシャルサイトで販売されています。ファンの方は必見ですね♪

●気分はすでに2024日本GP!

娘が着る予定だった、手作り応援Tシャツ。
娘が着る予定だった、手作り応援Tシャツ。

この日のために生きてきたと言っても過言ではなかった、F1日本GP。残念ながら今年は大好きな鈴鹿サーキットに足を踏み入れることも叶いませんでしたが、唯一の救いが次の日本GPが4月開催(2024年4月5日〜7日)ということ。

しかもチケットは12月10日(日)から発売されます。これはもう、次の日本GPに向けて気持ちをきりかえるしかないですね。

そして3歳になり、おしゃべりも上手になった娘もF1日本GPをとっても楽しみにしていました。まぁ、まだF1というよりは遊園地で遊ぶことがメインという感じでしたが(笑)。

次こそ現地観戦できますようにっ!(2023年F1日本GP)
次こそ現地観戦できますようにっ!(2023年F1日本GP)

とは言え、すでに推しドライバーがいて。それはフェラーリのシャルル・ルクレール! 我が娘ながらお目が高いじゃない。次回の日本GPでは、今回持参した手作りルクレール応援Tシャツを着て、お気に入りのキャラクターのぬいぐるみをプレゼントしたいのだそうです。

絶対にその願い、叶えようね! 私も日本GPに向けて育児頑張るぞ〜!!

yuri

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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