カッレ・ロバンペラが準優勝、勝田貴元はデモランを披露
いよいよラリージャパン(11月16〜19日)の開催が迫り、気分も盛り上がってきたところですが、先日行われたドリフト競技「フォーミュラドリフトジャパン」シリーズの最終戦(岡山国際サーキット)では、WRC王者のカッレ・ロバンペラ選手が今年2度目となる参戦。
追走ファイナルで敗れて惜しくも準優勝に終わってしまったものの、ロバンペラ選手はその異次元レベルのドライビングテクニックを日本のドリフトファンへ存分に見せつけてくれました。
またスペシャルゲストに、日本人ドライバーとしてWRCに参戦中の勝田貴元選手も登場!
お昼休みの時間を使って、なんとWRカーのGRヤリスで迫力のデモパフォーマンスを披露するなど、「ドリフト」と「ラリー」という垣根を越え、モータースポーツの楽しさや車の楽しさを再認識させてくれる、素晴らしいイベントとなりました。
カッレ・ロバンペラ選手のマシンは「Red Bull GR COROLLA」。世界に1台だけのFRドリフト仕様のGRカローラです。参加チームは、フォーミュラドリフトジャパンのチームランキングでも上位の「CUSCO Racing」とのタッグで、カッレ・ロバンペラ選手の愛称“KR69”をあしらいました。
パワーユニットは名門「HKS」が手がけ、1000ps以上のパワーを発揮する2JZ-GTEエンジンにチューンアップ。タイヤとホイールは「YOKOHAMA/ADVAN」が供給するなど、まさに最強のドリームチーム体制となっています。
一方、愛知県出身の勝田貴元選手は、TGRラリーチャレンジプログラム(現WRCチャレンジプログラム)の育成ドライバー出身で、2016年からWRC2へのスポット出場を開始、2017年ラリー・イタリア・サルディニアのWRC2クラスで初めて表彰台に立ち、2018年のラリー・スウェーデンではWRC2初優勝。
2020年はヤリスWRCで5戦に出場。2021年、サファリ・ラリー・ケニアで2位に入り初の表彰台を獲得。2022年はTGR WRT Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで全戦に出場。サファリ・ラリー・ケニアと、最終戦ラリージャパンでは総合3位で表彰台に立ち、ドライバー選手権5位を獲得。2023年からは、TOYOTA GAZOO Racing WRTに昇格し、WRCに参戦中です。
ロバンペラ選手、勝田選手とも、偉大なラリードライバーをお父さんに持ち、日本での人気もピカイチ。ラリージャパンでの再来日がますます楽しみになりますね!
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)