ロイヤルエンフィールドのレトロなカフェレーサー「コンチネンタルGT650」に、各部をブラックアウトした新仕様「ダーク」登場

■18インチのキャストホイール仕様

世界最古のモーターサイクルブランドとして知られるロイヤルエンフィールドが、レトロなスタイルのカフェレーサーモデル「コンチネンタルGT650」に、新バリエーションの「ダーク(Dark)」を追加。2023年10月より日本で発売開始することを発表しました。

コンチネンタルGT650のダーク(スリップストリーム・ブルー)
コンチネンタルGT650のダーク(スリップストリーム・ブルー)

1960年代にイギリスなどで人気を博したカフェレーサーというスタイルを採用した車体に、ロイヤルエンフィールドの伝統的なパラレルツインエンジン(空冷ツイン)を搭載するのがこのモデル。

新バージョンとなるダークでは、エンジンやホイール、エキゾーストなど各部をブラックアウトした仕様としたほか、前後18インチのキャストホイールも採用。また、従来からある3バージョンにも、LEDヘッドライトやUSB電源ポートなどのアップデートを施しています。


●1960年代の名車をオマージュ

1901年にイギリスで誕生し、2021年には創業120周年を迎えた老舗のバイクブランドがロイヤルエンフィールド。現在はインドの自動車メーカー、アイシャー・モーターズの一部門として、伝統に裏付けられたクラシカルなスタイルのバイクを数多くリリースしています。

コンチネンタルGT650のスタンダード(ロッカー・レッド)
コンチネンタルGT650のスタンダード(ロッカー・レッド)

そんなロイヤルエンフィールドが、1960年代の名車「コンチネンタルGT」からインスピレーションを受けたモデルとして、2018年に発売したのがコンチネンタルGT650です。

大きな特徴は、1960年代に一世を風靡したカスタムスタイルのカフェレーサーをイメージさせる車体に、最高出力47PSを発揮する648cc・空冷4ストローク並列2気筒を搭載すること。

コンチネンタルGT650のカスタム(デュー・デラックス)
コンチネンタルGT650のカスタム(デュー・デラックス)

また、メガフォンタイプのマフラーや美しい冷却フィンを持つ空冷エンジン、スポークタイプの前後ホイールなどにより、ビンテージ感満点のフォルムを実現し、根強い人気を誇っています。

ラインアップには、ベーシックな「スタンダード(カラー:ロッカー・レッド、ブリティッシュ・レーシング・グリーン)」、燃料タンクにツートンカラーを採用した「カスタム(カラー:デュー・デラックス)、クローム仕上げの燃料タンクが高級感を演出する「スペシャル(カラー:ミスター・クリーン)」を用意。

コンチネンタルGT650のスペシャル(ミスター・クリーン)
コンチネンタルGT650のスペシャル(ミスター・クリーン)

今回追加となる新バリエーションのダーク(カラー:アペックス・グレー、スリップストリーム・ブルー)を加えると、全4バリエーション、6カラーで展開することになります。


●USB電源ポート追加で利便性もアップ

新バリエーションのダークでは、まず、前述の通り、エンジン・ホイール・エキゾーストなど各部をブラックアウト。また、他のバリエーションでは、ホイールにスポークタイプを装備するのに対し、前後18インチのキャストタイプを採用することで、よりスポーティな雰囲気を醸し出しています。

コンチネンタルGT650のダーク(アペックス・グレー)
コンチネンタルGT650のダーク(アペックス・グレー)

さらに、従来モデルも含めた全4バリエーションには、LEDヘッドライトや新デザインのスイッチ、可変レバー、リザーバータンク付リヤサスペンションなども新装備。左スイッチ下部には、スマホなどの充電に便利なUSB電源ポートも追加することで、より利便性もアップしています。

価格(税込)は、スタンダードが97万200円、カスタムが99万円、スペシャルが102万5200円。新追加のダークは101万7500円に設定されています。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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