BMW「X1 M35i xDrive」はコンパクトSUVでも刺激的な走りと内外装を味わえる

■BMWのコンパクトSAVに初の「Mパフォーマンスモデル」を追加

BMWのSAV(スポーツアクティビティビークル)シリーズで最もコンパクトなX1。初代は、FRベースとして誕生し、先代となる2代目からFFベースに切り替わっています(もちろん、4WDも設定)。

「BMW X1 M35i xDrive」の走行シーン
「BMW X1 M35i xDrive」の走行シーン

以前お伝えしたように、3代目の現行型は、2.0LガソリンターボのほかBEV(バッテリーEV)のiX1も設定されています。洗練されたインテリアも見どころで、「BMWカーブドディスプレイ」の採用をはじめ、「iDriveコントローラー」の廃止など、ユーザーインターフェースの大幅なデジタル化が敢行されています。

「BMW X1 M35i xDrive」のフロントマスク
「BMW X1 M35i xDrive」のフロントマスク

2023年9月26日、その現行X1に、BMW M社の手による「BMW X1 M35i xDrive」が加わりました。BMWのコンパクトSUVでは初となる「Mパフォーマンスモデル」で、2024年1月下旬以降のデリバリー開始予定になっています。

この「Mパフォーマンスモデル」は、真性Mモデルほどの超が付くハイパフォーマンス仕様ではないものの、BMW M社によりエンジンや足まわりなどに手が入れられていて、スポーティな走行と快適性が両立されたモデルです。

「BMW X1 M35i xDrive」の走行シーン
「BMW X1 M35i xDrive」の走行シーン

パワーユニットは、最高出力233kW(317PS)/5750-6500rpm・最大トルク400Nm/2000-4500rpmを発揮する2.0L直列4気筒BMWツインパワーターボガソリンエンジン。左のパドルシフトを1秒間引くことで、すべてのパワートレインとシャーシシステムを最もスポーティな設定に切り替えられる「Mスポーツブースト」機能付き7速ダブルクラッチトランスミッションが組み合わされています。

駆動方式は、4輪駆動システムの「xDrive」に、フロントに組み込まれた機械式のリミテッドスリップデファレンシャル、「アダプティブMサスペンション」なども備わり、ダイナミックな走りを享受できるそうです。

「BMW X1 M35i xDrive」のインテリア
「BMW X1 M35i xDrive」のインテリア

「BMW X1 M35i xDrive」は、エクステリアも「Mパフォーマンスモデル」であることがひと目で分かる仕立てになっています。

「M」ロゴ付きの垂直な二重バー装備の「BMW Mキドニーグリル」、ブラック仕上げの「Mエクステリアミラーキャップ」、4本出しのテールパイプ、19インチの「Mアロイホイール」「Mドアシルトリム」「Mペダル」、パドルシフト付「Mレザーステアリングホイール」、照明付き「Mスポーツシート」などの採用により、走りだけでなくスポーティな内外装も際立っています。

19インチの「Mアロイホイール」を履く
19インチの「Mアロイホイール」を履く

●価格:786万円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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