■スーパーGT GT500クラス最多ポールポジション24回を記録する立川祐路選手が、今シーズンでS-GTを引退
スーパーGT2023第4戦富士450kmレース(8月5日~6日)の目前、8月4日(金)に富士スピードウェイで引退発表記者会見を開いた立川祐路選手。
2023シーズンを最後に、スーパーGTでのドライバー活動を引退するとの発表は大きな話題となりました。
立川選手は、スーパーGTの前身である全日本GT選手権に1996年と1997年にスポット参戦し、その時はGT500の日産フェアレディZに乗っていました。
そして1999年にCERUMOからスーパーGTのGT500にレギュラー参戦を果たし、そこから現在まで、ずっとCERUMOからGT500クラスへ参戦をしています。
その間、2001年と2005年、そして2013年にシリーズチャンピオンを獲得。また、スーパーGTのGT500クラスにおける最多ポールポジション記録24回を誇っています。
24年もの間、同じチームに在籍し、スーパーGTデビューから一度もクラスを変えることなくGT500クラスでの参戦をしていた、いうなればレジェンドな立川選手の走りを見ることができるのは2023年の今シーズンのみ。
レースにしてSUGO(9月16日~17日)、オートポリス(10月14日~15日)、そしてモビリティリゾートもてぎ(11月4日~5日)の3戦のみとなります。
スーパーGT第5戦鈴鹿で、立川選手を含めたTGR TEAM ZENT CERUMOを応援するZENTsweeties 2023のメンバーに、立川選手はどんな印象なのか? そして、立川選手への贈る言葉をうかがいました。
●ZENTsweetiesからの贈る言葉
ZENTsweeties 2023のメンバーは6名。前編ではZENTsweeties 2023のメンバー、黒木麗奈さん、佐々木美乃里さん、松田蘭さんからメッセージをいただきました。
今回の後編では下光リコさん、寺地みのりさん、相沢菜々子さんの3名にお話をうかがいました。
なお、第5戦鈴鹿の決勝日では通常のコスチュームではなく、この日限定の浴衣アレンジのコスチュームでの登場となっています。
Q:下光リコさんが抱く立川選手の印象は?
「ファンの方々に対して、本当に真面目に接している方だなと思いました。(第4戦)富士のピットウォークなどは、本当にたくさんの方がサイン会に並ばれていたのですが、ピットウォークの時間の最後まで、並ばれている方の最後の一人まで、全員に笑顔で接していられた姿が印象的でした。
立川選手は多くの方に愛されるドライバーであるとともに、その愛をファンの方々に返されている方だと思います」
Q:下光リコさんから立川選手への贈る言葉をお願いします。
「本当に最後まで戦い抜いて走っていってもらいたいと思います。私は今年初めてレースクイーンとして活動させていただいていますが、私も頑張って最後まで立川選手を応援させていただきます」
Q:寺地みのりさんが抱く立川選手の印象は?
「クールでカッコよくて、でも実はやさしさに溢れる方だな、と思います。特にキッズウォークなどで子どもたちと触れ合うときの立川選手は、本当にやさしい笑顔をしていると思います」
Q:寺地みのりさんから立川選手への贈る言葉をお願いします。
「本当に長い間、ドライバーとして活躍なさって本当にお疲れさまでした。残りのレースもカッコよく駆け抜けてください」
Q:相沢菜々子さんが抱く立川選手の印象は?
「他チームに長くいた印象だと、立川選手含めてZENT CERUMOというチームは、ポイントを着実に積み上げていくような強いチームという印象があって、その中でも立川選手の強さは魅かれる部分がかなりあると思いました。
ZENTsweetiesとして中に入ってみると、立川選手はわりと気を使っていただいたりとか、冗談で場を和ませてくれたりとか、お茶目なところもあって雰囲気の良い方だなっていう印象になりました。」
Q:相沢菜々子さん立川選手への贈る言葉をお願いします。
「私たちはドライバーさんの背中を見ている仕事なので、立川選手の背中からは全てを出し切るという気迫を感じます。残りのレースでも全てを出し切って走り抜けていただきたいと思います」
選手としての強さに魅かれるという、相沢菜々子さんの言葉にもありましたが、同じチームでGT500ドライバーを24年間も続ける強さはスーパーGTでも随一と言えます。
第5戦鈴鹿でのZENT CERUMO GR Supraの成績は予選5位、決勝6位で5ポイント獲得。シーズンポイントを18ポイントとしています。
今週末に迫った第6戦SUGO(9月16日~17日)を含めて、立川選手の走りを見ることができるのもあと3戦。
ぜひサーキットでその雄姿を目に焼き付けておきましょう。
(写真・文:松永 和浩)