GR86向けにバーチカルマウント式の「GRリヤウイング」が追加設定

■空気抵抗の増加を最小限に抑え、最適なダウンフォースを確保

トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、2023年9月1日、GR86用の「GRリヤウイング」を追加設定しました。

GR86向けに数多くのリヤウイング、GTウイングが発売されている中、同社の「GRリヤウイング」は、機能美を追求することでカスタマイズパーツでありながらドレスアップの役割も担う代り映えも付与。市販車では採用例の少ないバーチカルマウント式が採用されています。

トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが追加したGR PARTSのGR86用「GRリヤウイング」
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが追加したGR PARTSのGR86用「GRリヤウイング」

GR PARTSとしての機能価値も当然ながら付加されています。CFD(Computational Fluid Dynamics)解析を使って最適なウイング形状が生み出されたのですが、CFDとは、数値流体力学の略です。コンピューター上でデジタルの車両にデジタルの風を当て、空気の流れを計算する手法のことで、最適化がなされています。

もちろん、開発ドライバーによる綿密なチューニングも行われていて、空気抵抗の増加を最小限に抑え、最適なダウンフォースを確保したそうです。ワインディングから高速走行までの様々な速度域で確かな空力効果を発揮し、操縦安定性を向上。車両状態や環境に合わせて角度は、3段階で調整することができます。

ウイング本体はCFRP製
ウイング本体はCFRP製

ウイング本体は、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics=炭素繊維強化プラスチック) 製で、ウイングステーはアルミ合金で肉抜きが施され、トランクリッド背面に装着することで、トランクリッド上部に装着する一般的なリヤウイングやGTウイングとは異なったレーシーなムードを放っています。

●適合:GRトランクスポイラー付車をのぞく
●税込価格:51万7000円※ドライカーボン製品のため、生産に時間を要する場合があります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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