スーパーGT第5戦鈴鹿450kmでSUBARU BRZ R&D SPORTの山内選手がGT300のポール最多記録を更新【スーパーGT 2023 GT300】

■予選Q1から速かったSUBARU BRZ R&D SPORT

8月26日(土)、27日(日)に三重県の鈴鹿サーキットで開催の2023 AUTOBACS SUPER GT第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』。8月26日には公式予選が行われました。

SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORT

午後3時20分から行われた予選Q1のA組。この時の気温は33℃、路面温度は52℃まで上がっていました。

そんな灼熱の予選で唯一1分58秒台に突入した61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人選手は1分58秒975でQ1をトップ通過。87号車 Bamboo Airways Lamborghini GT3が2番手につけています。

PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG
PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG

そしてQ1のA組終了間際に1分59秒052を叩き出した9号車 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGが3番手に入ります。PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGは今季初のQ2進出を果たします。

グッドスマイル 初音ミク AMG
グッドスマイル 初音ミク AMG
DOBOT Audi R8 LMS
DOBOT Audi R8 LMS

午後3時38分から行われたQ1のB組では、4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGが1分59秒台に入れてくるファーストアタックを見せます。

しかし6号車 DOBOT Audi R8 LMSが1分58秒982を出しB組で唯一の1分58秒台としてトップでQ2進出を果たしました。

リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R

グッドスマイル 初音ミク AMGは2番手となり、3番手にはランキング2位で100kgのサクセスウェイトを積むも1分59秒313を記録したNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが入ります。

●GT300最多ポール14回を記録したSUBARU BRZ R&D SPORTの山内選手

Bamboo Airways ランボルギーニ GT3
Bamboo Airways ランボルギーニ GT3

GT300クラスのQ2は午後4時13分からスタート。ここで最初にタイムを出してきたのが87号車 Bamboo Airways Lamborghini GT3で1分58秒697と58秒台に入れてきます。

SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORT

しかしSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝選手は1分57秒608という57秒台を叩き出しトップに再浮上!

K-tunes RC F GT3
K-tunes RC F GT3

グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也選手が1分58秒652、96号車 K-tunes RC F GT3の高木真一選手が1分58秒133で追いかけますが、とうとう57秒台に入れることなく予選が終了。

グッドスマイル 初音ミク AMG
グッドスマイル 初音ミク AMG

ここでポールポジションはSUBARU BRZ R&D SPORTに決定。山内選手はGT300クラスの最多ポールポジション記録を14回として、単独トップに立ちます。

山内選手の最多ポールをを喜ぶ井口選手
山内選手の最多ポールをを喜ぶ井口選手

予選2番手は、これまで最多ポールポジション記録13回でトップタイだった高木真一選手のK-tunes RC F GT3。3番手はグッドスマイル 初音ミク AMGとなりました。

K-tunes RC F GT3
K-tunes RC F GT3

フロントローは2台ともダンロップタイヤとなり、前戦富士450kmでもダンロップ装着車のGAINER TANAX GT-Rが優勝したことから、ウェイトの軽いフロントローの2台のダンロップ勢には大きな期待がかかっていきます。

ポールポジションを喜ぶドライバーとレースクイーン
ポールポジションを喜ぶドライバーとレースクイーン

決勝レースは27日の14時45分スタート。77周で競われます。

●スーパーGT 2023第5戦 鈴鹿 GT300予選結果

1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人、山内 英輝 1’57.608
2 #96 K-tunes RC F GT3 新田 守男、高木 真一 1’58.133
3 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝、片岡 龍也 1’58.652
4 #87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦 孝亮、坂口 夏月 1’58.697
5 #50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 I.オオムラ・フラガ、古谷 悠河、小山美姫 1’58.834
6 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹、河野 駿佑 1’58.934
7 #88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史、元嶋 佑弥 1’59.132
8 #27 Yogibo NSX GT3 岩澤 優吾、伊東 黎明 1’59.292
9 #56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R J.P.デ・オリベイラ、名取 鉄平 1’59.421
10 #6 DOBOT Audi R8 LMS 片山 義章、R.メリ・ムンタン、神 晴也 1’59.613
11 #65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥、篠原 拓朗 1’59.673
12 #5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 冨林 勇佑、松井 孝允 1’59.784
13 #7 Studie BMW M4 荒 聖治、ブルーノ・スペングラー 1’59.861
14 #2 muta Racing GR86 GT 堤 優威、平良 響、加藤 寛規 1’59.893
15 #9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG 阪口 良平、リアン・ジャトン、川端 伸太朗 1’59.052
16 #18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志、小出 峻 Q2出走せず
17 #10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信、大草 りき 2’00.276
18 #30 apr GR86 GT 永井 宏明、織戸 学、上村 優太 2’00.230
19 #20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸、清水 英志郎、山田 真之亮 2’00.308
20 #31 apr LC500h GT 嵯峨 宏紀、小高 一斗、根本悠生 2’01.700
21 #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹、川合 孝汰 2’00.412
22 #22 アールキューズ AMG GT3 和田 久、城内 政樹、加納 政樹 2’01.949
23 #360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行、田中 篤、大滝 拓也 2’00.471
24 #48 植毛ケーズフロンティア GT-R 井田 太陽、甲野 将哉、眞田 拓海 2’03.265
25 #11 GAINER TANAX GT-R 富田 竜一郎、石川 京侍、塩津 佑介 2’01.122

(文:松永 和浩/写真:吉見幸夫、松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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