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■第5世代のハイブリッドシステムを搭載。モーターアシストを強化
2023年秋以降、多くの新型車登場が予想されているトヨタ自動車。
中でも注目は、昨年来の受注停止により新車が手に入らない状況が長らく続いている「カローラ クロス」。
同車は2021年9月に発売後、HEV仕様の高人気と半導体不足が重なり、長期に渡る生産遅延が発生したため、2022年5月末から受注を停止しており、現在に至っています。
これは、現行モデルの納車がマイナーチェンジのタイミングと被る事を防止するための処置とみられますが、各種情報によると、まもなく受注が再開される見通しのようです。
●10月のマイナーチェンジで何が変わる?
そんな現行カローラ クロスは、本年10月頃にマイナーチェンジが予想されています。
エクステリアに大きな変更はないようですが、改良が先行している海外市場向けモデルの動向から、パワートレーンを中心としたアップデートになりそうです。
売れ筋となるHEV仕様では、マイチェン版のカローラシリーズと同様、ノア/ヴォクシーから採用された第5世代ハイブリッドシステムを搭載。改良型1.8L直4エンジン「2ZR-FXE」や、出力アップしたモーターを採用。
フロントモーターの出力が72ps/16.6kgm→95ps/18.9kgmへ、リアモーターも7.2ps/5.6kgm→41ps/8.6kgmへとそれぞれ大幅パワーアップすることで、システム最高出力が122psから140psへと向上するようです。
また、駆動用リチウムイオンバッテリーの刷新などでWLTCモード燃費も現行の26.2km/Lから向上する見通しで、エンジンの回転上昇フィールについても改善されているようです。
●マルチメディア系や安全装備をアップデート
インテリアでは10.5インチディスプレイオーディオPlusや、12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ採用のほか、カラーヘッドアップディスプレイの搭載などを予定している模様。
また安全装備では、機能強化した最新の「Toyota Safety Sense」を全車標準搭載。
プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、ロードサインアシストなどに新機能を追加するとともに、ドライバー異常時対応システムやプロアクティブドライビングアシストを新たに設定するなど、トヨタセーフティセンスについても進化しているようです。
●GRスポーツ仕様設定?
一方、今後マイチェン仕様のカローラ クロスに設定が予想される“GRスポーツ”では、専用のフロントマスクに加え、専用シート、専用サスペンション、専用アロイホイールなどが採用される見込み。
気になる新型カローラ クロスの車両価格については、改良を機に装備の充実が図られることから、現行の199.9万円~319.9万円に対して10~30万円程度の値上げが予想されます。
新型カローラ クロスにおいてもHEV仕様に需要が集中する可能性が高く、長納期に繋がる可能性があるため、新型への乗り換えを予定している場合は、正式発売を待たず先行予約しておくのが賢明かもしれません。
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トヨタ カローラ クロス
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