■デザインディレクターを務めてきたアヒム・アンシャイト氏が退任し新時代へ
ハイパーカーメーカーのブガッティは、「シロン」後継モデルを2024年に導入することを正式に発表しました。
シロンは2016年に限定500台で発売したハイパーカーです。
実質的に「ヴェイロン」後継モデルということもあり、パワートレインは同じく8.0リットルW16型クワッドターボエンジンを搭載しますが、最高出力は1500psへと向上しました。
後継モデルでは、クワッドターボチャージャー付きW16エンジンの時代が終わるとともに、2004年以来、ブガッティのデザインディレクターを務めてきたアヒム・アンシャイト氏が退任、同氏のデザイン時代も終わりを告げます。
ただし、その遺産は後継者に引き継がれる予定だといいます。
後継モデルのパワートレインは、同社が2021年にリマックと合併したことを考えると、フルエレクトリックとなる可能性もありますが、おそらくピュアEVではなく、ハイブリッドパワートレインが組み込まれると予想されています。
しかし、これに象徴的なW16エンジンの新しいバージョンが含まれるかどうかは不明です。
アンシャイトの引退に伴い、フランク・ヘイル氏が復職からブガッティのデザインチームを率いることになりなりました。 2008年に入社した彼は、Veyron Super Sport、Chiron、Divo に携わっているほか、同社の Vision Gran Turismoにも時間を費やしてきた人物です。
アンシャイト氏の意志はどのようなデザインとして継承されるか、ブガッティ新時代が注目されます。