■スペシャルな2トーンカラーをまとう17台限定車の価格は4000万円
以前お伝えしたように、新型メルセデス AMG SLは、メルセデス AMGが独自開発した専用モデルになっています。
2023年6月28日、早くもとびっきりの特別仕様車である「メルセデス AMG SL 63 4MATIC+ Motorsport Collectors Edition」が発表されました。同日から7月12日まで予約注文の受付がされています。納車は2023年7月以降の予定。なお、限定台数17台を超えるオーダーがあった場合は抽選になります。
新型メルセデス AMG SLは、オープンドライブを楽しめるのはもちろん、ルーフを閉じればクーペのような圧倒的といえる高いボディ剛性による快適性を享受できます。後席は、安全上の理由から対応身長150cm以下、チャイルドシート装着時は対応身長135cm以下に限定されるものの、大半の人は荷物置き場として使うはず。
AMG製の4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」は、最高出力585PS(430kW)・最大トルク800Nmが示すとおり、圧倒的なハイパフォーマンスを披露してくれます。
貴重な特別仕様車「メルセデス AMG SL 63 4MATIC+ Motorsport Collectors Edition」は、「メルセデス AMG SL 63 4MATIC+」がベース。「Mercedes-AMG F1 W13 E Performance」をモチーフとしたエクステリアデザインが魅力です。
まず、目を惹くのはボディカラーで、車両先端からリヤ前部までが「ハイテックシルバー」、リヤタイヤ以降が「オブシディアンブラック」でグラデーションになる専用の2トーンカラーになっています。リヤには、スターパターンのペイントワークが施され、斬新なエクステリアに仕立てられています。
また、前後エプロンの大型フリックやリヤディフューザーなど、空力特性を向上させる「AMGエアロダイナミックパッケージ」のほか、フロントスプリッター、ドアミラーカバーなどのトリム部やエグゾーストエンドをブラックに仕立てる「AMGナイトパッケージ」も標準装備。さらに、マットブラックの21インチ「AMG 10スポークアルミホイール」には、「PETRONAS」カラーのリムフリンジが施され、ブレーキキャリパーもブラックになっています。
インテリアは、「ナッパレザー/MICROCUT」の組み合わせにイエローステッチが用意された「AMGパフォーマンスシート」や「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」、カーボンファイバーと「MICROCUT」が組み合わされた「AMGパフォーマンスステアリング」が備わり、スポーティムードが強調されています。
そのほか、「マルチコントロールシートバック(運転席・助手席)」「Burmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」「エナジャイジングパッケージ」なども用意され、超高級オープンスポーツらしい快適なキャビンになっています。
●価格:4000万円
(塚田 勝弘)