BMWの大型ヘリテイジバイク「R nineTピュア」「R nineTスクランブラー」に100周年記念限定モデル登場

■両モデルともに燃料タンクに日本限定エンブレムを装備

BMW製バイクを手掛ける「BMWモトラッド」は、1923年に創立されたという老舗ブランド。その100周年を記念した日本限定モデル「R nineTピュア ファイナルエディション(R nineT Pure Final Edition)」と「R nineTスクランブラー ファイナルエディション( R nineT Scrambler Final Edition)」が、2023年7月7日(金)より全国限定合計83台で販売を開始します。

R nineTスクランブラー ファイナルエディション
R nineTスクランブラー ファイナルエディション

ベースとなったR nineTピュアとR nineTスクランブラーは、いずれも伝統的な水平対向2気筒エンジン、通称「ボクサーエンジン」を搭載し、ネオクラシックなスタイルなどが魅力の「R nineT」シリーズに属するモデル。

その限定仕様では、燃料タンクに日本限定エンブレムなど、数々のプレミアムな装備が施されたスペシャルバージョンとなっています。


●1169ccの空油冷ボクサーエンジン搭載

R nineTシリーズは、前述の通り、BMWモトラッドが長年採用し、まさに伝統ともいえるボクサーエンジンを搭載するネイキッドモデルです。

1169ccの空油冷水平対向2気筒エンジン
1169ccの空油冷水平対向2気筒エンジン

排気量1169ccの空油冷水平対向2気筒エンジンは、最高出力80kW(109PS)/7250rpm・最大トルク116Nm/6000rpmを発揮。また、車体のバンク角などに応じ、ヘッドライト内部の点灯パターンを変化させることで(最大25度まで対応)、ライダーが常に進行方向の視野を確保できるアダプティブヘッドライトなど、高い安全性を確保する最新の装備も搭載しています。

ラインアップには、スタンダードのR nineTと、BMW製バイクの黎明期を彷彿とさせるロードスター・ルックが特徴のR nineTピュア、それにアップタイプマフラーなどを採用したR nineTスクランブラーがあります。

アダプティブヘッドライトも装備(写真はR nineTピュア ファイナルエディション)
アダプティブヘッドライトも装備(写真はR nineTピュア ファイナルエディション)

●スクランブラーにはブロック・パターンタイヤも採用

今回発売される限定車は、それらのうち、R nineTピュアとR nineTスクランブラーがベースとなります。

R nineTピュア ファイナルエディションのサイドビュー
R nineTピュア ファイナルエディションのサイドビュー

主な特徴は、まず、両モデルともに、「Final Edition」などの文字が刻まれた日本限定エンブレムをあしらったアルミニウム製の燃料タンクを装備。タンク容量は、標準の17Lから18Lにアップされ、よりロングツーリングなどに対応しています。

また、各所に削り出しビレットパーツのビレットパック・シャドウやビレットパック・シャドウIIを装備。細部にまで技巧が注がれた高級感満点の仕様となっています。

R nineTピュア ファイナルエディションに採用されているアクラポビッチ製のデザイン・オプション・サイレンサー
R nineTピュア ファイナルエディションに採用されているアクラポビッチ製のデザイン・オプション・サイレンサー

加えて、R nineTピュア ファイナルエディションでは、アクラポビッチ製のデザイン・オプション・サイレンサーも採用。足元には、メーカーカスタマイズパーツであるオプション719ホイール・クラシック(チューブレス仕様)もあしらいます。

一方、R nineTスクランブラー ファイナルエディションでは、ブロック・パターンのオフロードタイヤを採用し、より悪路走行にも対応した仕様となっていることも注目点です。

R nineTスクランブラー ファイナルエディションのリヤビュー
R nineTスクランブラー ファイナルエディションのリヤビュー

なお、R nineTピュア ファイナルエディションは限定台数33台で価格(税込)は267万6000円。R nineTスクランブラー ファイナルエディションは限定台数50台で、価格(税込)は267万9000円です。

前述の通り、2023年7月7日(金)より、全国のBMWモトラッド正規ディーラーで販売されます。

(文:平塚 直樹

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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