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■7インチ画面で見やすく、音声操作も可能
クルマでは、今や当たり前となったナビゲーションシステム。特に、最近はスマートフォンと連係するディスプレイオーディオの搭載車も増えてきて、ナビ代わりにスマホの地図アプリを使ったり、音楽やSNSなどを移動中でも楽しめるようになってきました。
一方、バイクの場合、スマホと連携してモニターなどに表示できる機能を搭載するモデルはまだまだ少数派。一部の高級モデルにのみ搭載されているだけで、多くのライダーが専用ホルダーにスマホをセットして、ツーリングなどで使っています。
そんな中、バイク用アフターパーツメーカーのデイトナが、バイク専用のディスプレイオーディオ「モトスマートモニター」を開発。2023年6月23日(金)より、先行受注の受付を開始しました。
●多様なタイプのスマートフォンと連携できる
バイクのハンドルやトップブリッジなどに装着できるのが、このディスプレイオーディオ。スマホとBluetoothでペアリングすることで、自分のスマホにインストールした地図や音楽、SNSなど、さまざまなアプリを見やすい7インチ画面に表示できるというものです。
特に、現在では一般的になってきた、スマホを専用ホルダーでバイクに装着した場合と比べ、スマホ自体を身に着けておけることが便利ですね。バイクから発生する振動や直射日光による熱暴走、雨天走行での水濡れなどによるスマホの不具合を防ぐことが可能となります。
しかも、「Apple CarPlay(アップル カープレイ)」と「Android Auto(アンドロイドオート)」の両方との連携が可能ですから、さまざまなタイプのスマホに対応します。Googleマップによる道案内やAmazon musicなどを使った音楽再生、電話やLINEなどによるメッセージ送信や通話など、いろんなアプリの機能を使えるのです。
なお、対応スマホは、無線の場合でiPhone8以降/Android11以降、有線の場合はiPhone8以降とAndroid10以降となっています。
●インカムから音声のみで操作が可能
また、車体後方に設置できるバックカメラも採用し、後方の様子をモニターに表示することもできます。
カメラ映像への切り替えは、スイッチをワンタッチするだけでOK。高速道路での合流時などで周囲の交通状況を把握したい時や、車体をバックさせる時にミラーの補助として使うなど、いろんなシーンでスムーズかつ安全な後方確認を可能とします。
なお、搭載するカメラのスペックは、画像解像度1280×720で有効画素数220万画素、F値はF2.2。視野角110度の広角タイプで、広く後方を映し出すことができます(録画機能はありません)。
さらに、ヘルメットに装着したインカムとも、Bluetoothで同時にペアリングすることも可能。専用のバーチャルアシスタントアプリを使えば、音声のみで操作することもできます。
たとえば、ナビアプリであれば目的地の設定や給油などの経路追加、また、音楽アプリの操作なども音声だけでOKに。走行中でも、安全に機能の操作を行うことができるのです。
●強度に優れるオールアルミボディ
ボディは、高い強度を持つオールアルミ製を採用。防水防塵性能IP66相当、70度の耐熱テスト、-20度の寒冷テスト、7Gの振動テストをクリアしており、振動・衝撃・熱・水・塵に強い強靭性なボディを実現しています。
なお、モニター本体のサイズは、縦115mm×横182mm×厚さ24mmで、7インチのLCD画面を採用。
加えて、車体とモニター本体をつなぐクランプもアルミ製ですから、こちらも高い強度を誇ります。しかも、取り外しも簡単ですから、車体から外して持ち運ぶことも可能。バイクから離れる時に、盗難の心配をせずにすみます。
価格(税込)は6万6000円です。
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
新商品モトスマートモニターの受注受付を開始いたします(デイトナ)
https://www.daytona.co.jp/news/detail.php?keyid=10000455