月額2万円の電動スクーター、YAMAHA「E01」第3期実証実験が開始

■都市間の移動に適した電動スクーター

以前お伝えしたように、ヤマハ発動機は電動スクーター「E01」の実証実験を行っています。

このほど同社は、実証実験用電動スクーター「E01」を使った原付二種クラスEVの第3期実証実験を、降雪地域(YSP旭川、YSP帯広、YSP札幌西、YSP青森、YSP八戸、YSP福島、YSP長野中央、YSP富山)をのぞき、日本各地で実施します。利用期間は、2023年9月の車両受け取りから3ヵ月間で、取次窓口はヤマハスポーツバイク専門店「YSP」。

ヤマハ発動機の電動スクーター「E01」
ヤマハ発動機の電動スクーター「E01」

第1期、第2期で募集台数に対して多くの応募があったことから、第3期となる実証実験が行われます。過去の大きな反響を受けて、「E01」の良さをより多くの人に体感してもらうことを目的としています。

また、異なる季節にさまざまな時期、場面で利用してもらうことで、原付二種クラスEVの市場受容性をより深く探ることも狙い。なお、第3期終了後も「E01」を使った実証実験が予定されています。

「E01」は、原付二種クラススクーターとしての実用性を追求したモデルで、都市間の移動に適した走行性能を備えています。なお、同社は「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」で2050年までに「スコープ3(主に製品使用時など)」におけるCO2排出量を2010年比で90%削減する目標を掲げています。今回の実証実験は、目標達成に向けての一環になります。

■「E01」の概要
●乗車定員: 2名
●必要免許:小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上
●寸法:1930mm×740mm×1230mm
●シート高:755mm
●重量:158kg(バッテリー装着)
●定格出力:0.98kW
●最高出力:8.1kW/5,000r/min
●最大トルク:30N・m/1,950r/min
●原動機種類:交流同期電動機
●バッテリー種類/型式:リチウムイオン電池/ESB5
●1充電走行距離:104km(60km/h定地走行テスト値)
●充電時間:約1時間(急速充電)※/約5時間(普通充電)/約14時間
(ポータブル充電)※残量0%→90%の充電時間。バッテリー保護のため、残量90%で充電が停止します。

■実証実験の概要
●受取期間:2023年9月1日(金)~9月30日(土)
●利用期間:車両受取日から3ヵ月間
●車両:E01 (イーゼロワン)
●実施エリア:降雪地域を除く全国各地
●貸出窓口:全国のYSP(ヤマハスポーツバイク専門店)
※YSP旭川、YSP帯広、YSP札幌西、YSP青森、YSP八戸、YSP福島、YSP長野中央、YSP富山は貸出対象外。
●リース台数:75台
●リース料: 月額2万円(税込み)
●応募期間:2023年6月23日(金)~7月2日(日)
●参加条件:満20歳以上、小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上の二輪免許保有、応募者名義のクレジットカード保有、3カ月間の継続利用、利用開始後のアンケートへの回答

(塚田 勝弘)

【関連リンク】

ヤマハ発動機 E01
https://e01lease.yamaha-motor.co.jp/top

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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