フィアット「ドブロ」が日本上陸。 シトロエン「ベルランゴ」、プジョー「リフター」の顔違い兄弟車

■2列シート版、3列シート仕様を設定

以前お伝えしたように、シトロエン・ベルランゴ、プジョー・リフターのブランド違いの兄弟車であるフィアット「Doblo(ドブロ)が予告どおり、日本に上陸を果たしました。

フィアット・ドブロは、ベルランゴ、リフターと同じように2列5人乗り仕様、3列7人乗り仕様を設定。パワートレインもベルランゴ、リフターと同様、1.5LのBlueHDiディーゼルターボエンジンに、8速ATが組み合わされています。

新型フィアット・ドブロのエクステリア
新型フィアット・ドブロのエクステリア

ベルランゴ、リフターと異なるのは、主にフロントマスクを中心としたエクステリア。フィアットらしい丸みのあるフォルムが印象的で、ブラックでコーディネイトされたディテールもあって、精悍で力強い雰囲気を醸し出しています。

フィアット・ドブロのリヤビュー
フィアット・ドブロのリヤビュー

「フィアット」のエンブレムが目を惹くフロントには、ヘッドライトから伸びる1本のラインが配されていて、シャープさも演出されています。

ルーフレールは標準で、サイドにはエアバンプを配置され、実用性とデザインを両立させたMPVらしいムードも放っています。ほかの2モデルと同じく、ガラスハッチ付リヤゲートも備わり、後方が狭い場所でも荷物の出し入れが可能です。

フィアット・ドブロのインテリア
フィアット・ドブロのインテリア

インテリアは、ブラックでカラーコーディネイトされシックな仕立てになっていて、実用車らしい利便性を兼ね備えています。直感的に操作できるコクピットをはじめ、8インチタッチスクリーンやレザーステアリングホイールなどが用意されています。

フィアット・ドブロのコクピット
フィアット・ドブロのコクピット

また、前席周辺に8ヵ所の多彩な収納スペースを配し、日常使いからロングドライブまで快適な使い勝手を実現しています。

さらに、3座独立式(平等幅)の後席シートは、3人乗車時でも快適な座り心地を提供。「Doblo Maxi」に設定されている3列目の2座独立シートは、130mmのスライド幅に加えて脱着も可能で、乗員数や荷物などに応じてシートアレンジが可能になっています。

フィアット・ドブロのフロントシート
フィアット・ドブロのフロントシート

ボディカラーは、「ジェラート ホワイト」「マエストロ グレー(特別塗装色)」「メディテラネオ ブルー(特別塗装色)」の3色設定。

なお、フィアット・ドブロの発表を記念し、2023年5月13日(土)~30日(火)まで、東京都内の屋外型複合施設「シェアグリーン南青山」内にあるカフェ「LITTLE DARLING COFFEE ROASTERS」とフィアットのコラボ企画、「FIAT CAFFÉ × Little Darling Coffee Roasters in AOYAMA 2023」が開催されます。

新型ドブロが展示されるとともに、フィアットオリジナルメニューも提供されます。また、13日(土)と14(日)は、新型ドブロをはじめとしたフィアットモデルに試乗できる特別試乗会も開催されます。

フィアット・ドブロのリヤシート
フィアット・ドブロのリヤシート

●価格
「Doblo(5人乗り)」:399万円
「Doblo Maxi(7人乗り)」:429万円

(塚田 勝弘)

【関連リンク】

FIAT CAFFÉ in AOYAMA 2023
https://www.fiat-auto.co.jp/doblo/event/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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