日産・アリアのインテリアがアメリカの自動車専門メディアで「10ベストインテリア&UX」に選ばれる

■先進的でありながら日本の伝統美も感じさせる車内

日産・アリアが米国の自動車専門メディアであるWards社の「10ベストインテリア&UX」に選出されました。

2023年で13年目を迎える「10ベストインテリア&UX」は、インテリアデザインや快適性、使用している素材、コネクティビティや操作性などを審査。なお、選考対象となる車両に価格の上限は設定されておらず、超高級車も含めた選考になっています。

日産アリアのインテリアとフロントシート
日産アリアのインテリアとフロントシート

価格に上限なし、という条件下でアリアが選ばれたことに、アリアの評価の高さがうかがえます。

また、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」については、インフォテインメントシステムなどを直観的に操作できるかどうかや、キャビンで「驚きとワクワク」を感じられるかどうかも審査されます。

Wards社の編集者でもある「10ベストインテリア&UX」のイブ・ゾイア審査員は、「選考対象になった数多くのEVの中でも日産アリアのインテリアは際立っています。先進的で魅力的なデザインの車内に乗り込むと、スマートな機能と快適な空間が乗員を迎え入れてくれます」と高く評価してたそう。

アリアは、先進安全装備でありドライバー支援機能でハンズフリードライブにも対応する「プロパイロット 2.0」や「Apple CarPlay」「Alexa」機能などの技術によって高い実用性を実現しています。

インテリアにはフラットなフロアが広がり、シンプルなインパネからドアに連なるデザインに連続性があり、未来的な空間になっています。同時に、日本の伝統美も表現されています。日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされているほか、木工細工のような複雑で美しい模様が室内の随所に配置されているのはその一例です。

日産アリアのインパネ
日産アリアのインパネ

また、ダッシュボートにはハードスイッチがなく、パワースイッチを押すとアイコンが浮かび上がります。このスイッチは単なるタッチセンサーではなく、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチを採用。

幅が広いセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことができるなど、先進的なユーザーインターフェイスも特徴になっています。

日産アリアは、EVとしての走りや先進的なエクステリア、安全装備などだけでなく、乗員を迎えるインテリアも見どころになっていて、米国のメディアからも高く評価されたことになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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