■マクラーレンの実車を間近で見られるチャンス
これ以上ないくらいイベント日和!という晴天に恵まれた「モーターファンフェスタ2023」が富士スピードウェイで開催中です。
なかでも、ピットをステージに行われる自動車メーカーおよびインポーターによる車両展示は、恒例の人気コンテンツ。
とりわけ今回注目を集めているのが、初出展のマクラーレンです。
英国が誇る孤高のスーパーカーブランドが展示するのは、最新ハイブリッドスーパースポーツの「アルトゥーラ」と、「マクラーレンGT」の2台。しかも前者は顧客への納車がこの春にスタートしたばかり。なかなか実車を公道で見かける機会はまだ多くありません。
●マクラーレンサウンドが聴けるかも!
アルトゥーラは、マクラーレン初の量産プラグインハイブリッドモデル。電動化のために新設計した最新のプラットフォームをベースに、3.0リッターV6ツインターボガソリンエンジンにモーターとバッテリーを組み合わせています。カーボンファイバー製モノコックをはじめ、電動アーキテクチャー、ボディ、そしてインテリアに至るまで、すべてが新しくなった「新時代のマクラーレン」と呼べる重要な1台です。
なお、システム全体での最高出力は680馬力、最大トルクが720Nmと性能は超弩級。最高速度は330km/h、0-100km/h加速もジャスト3.0秒という驚愕の俊足ぶりを誇ります。
マクラーレン・オートモーティブ広報部の根岸美穂子さんに、もう1台の展示車であるマクラーレンGTについて伺うと、「スーパーカーの姿形でありながら、グランドツーリングカー。それがマクラーレンGTです。いかにもスーパーカー“らしい”ムードですが、トランク容量がしっかり確保されていて、ゴルフバッグも搭載できます。女性のお客様にもおすすめしたい1台ですね」と説明してくれました。
さらに、「時間によっては、エンジンを始動して、マクラーレンサウンドを楽しんでいただけるように準備しています」(根岸さん)とのこと。まさしくこれは屋外イベントならでは!
それに加えて、「お子様限定」でタイミングが合えば憧れのスーパーカーに座ってみることもできるそう。来場者の流れや車両の状況によるため、いつでも乗車できるわけではありませんが、もしかしたらマクラーレンのコクピットを体験できる貴重な機会が訪れるかもしれません。
(文:三代やよい)