ルノー・アルカナの最上級グレード「E-TECH エンジニアード」は、自慢のデザインを磨き上げたスタイリッシュな内外装が魅力

■ユーザー待望のBOSEサウンドシステムを標準装備

ルノーのCセグメント級SUVである「アルカナ」に、最上級グレードである「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」が設定されました。

「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」のエクステリア
「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」のエクステリア

アルカナは、コンパクトSUV(Bセグメント級)のキャプチャーと同じ「CFM-B」プラットフォームを使い、輸入車唯一のフルハイブリッド(ルノー独自開発)を擁してデビュー。後から追加されたマイルドハイブリッドとともに好調なセールスを続けているそうです。

また、クーペクロスオーバーといえるスタイリッシュなエクステリアが魅力で、数あるCセグメント級SUVの中でも個性的なルーフラインが目を惹きます。

最上級グレード「E-TECH エンジニアード」のリヤビュー
最上級グレード「E-TECH エンジニアード」のリヤビュー

アルカナの購入動機で多いのが、そのデザインだそうで、「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」は、そのデザインがブラッシュアップされているだけでなく、市場からのニーズも高いというBOSEサウンドシステムも標準装備されています。

BOSEサウンドシステムを標準化
BOSEサウンドシステムを標準化

ルノーは、ルーテシアやメガーヌR.S.など、BOSEを採用しているモデルが多く、アルカナにもBOSE製サウンドシステムの採用をのぞむ声も少なくなかったとのこと。

BOSEが半導体不足などにより品薄状態になり、今回の「E-TECH エンジニアード」は、待望の標準化になっています。

このBOSEサウンドシステム/9スピーカーは、低音域を再生する4つのウーファー、高音域を再生する4つのトゥイーター、サブウーファーのフレッシュエアスピーカーからなります。車内に奥行きのある音響空間を作り出し、クオリティの高いサウンドを享受できます。

ウォームチタニウムカラーのラインがインパネやドアトリムなどに配されている
ウォームチタニウムカラーのラインがインパネやドアトリムなどに配されている

同モデルのエクステリアは、ウォームチタニウムカラーのアクセントカラーが目を惹きます。角度によってはチタニウムカラーともゴールドともシルバーにも見える色合いの加飾が効果的に配されています。

ウォームチタニウムカラーのアクセントカラーが目を惹く
ウォームチタニウムカラーのアクセントカラーが目を惹く

具体的には、ブリリアントブラックの前後エンブレムやフロントグリルガーニッシュをはじめ、スキッドプレート、リヤスポイラー、「F1ブレード・ツインエキゾーストフィニッシャー」にもウォームチタニウムカラーを用意。シックなボディカラーでもホワイトでも似合う加飾で、ゴージャスな雰囲気を醸し出しています。

そのほか、足元には、ウォームチタニウムアクセントが付く18インチアロイホイールが採用されています。

ウォームチタニウムカラーのラインがインパネやドアトリムなどに配されている
ウォームチタニウムカラーのラインがインパネやドアトリムなどに配されている

ブラックを基調とした内装にもウォームチタニウムカラーのラインがドアトリムやインパネなどに配されています。シートやセンターコンソールなどにも同色のステッチが効果的に配されていて、モダンで上質なムードが漂います。

なお、アルカナの魅力である広々とした後席の足元空間や頭上空間はもちろん同じで、クーペクロスオーバーであっても大人4人がしっかりくつろげるパッケージングの良さも再確認できました。

ウォームチタニウムアクセントが付く18インチアロイホイールを履く
ウォームチタニウムアクセントが付く18インチアロイホイールを履く

搭載されるパワートレーンは、車名からも分かるように、ルノー独自開発の「E-TECH フルハイブリッド」。メインモーター(駆動用)とHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2モーターと1.6LのNAエンジンを電子制御ドッグクラッチマルチモードATでつなぐという独創的なフルハイブリッドシステム。

これによりスムーズなだけでなく、ダイレクトなドライブフィールをもたらし、22.8km/Lというカタログ燃費をたたき出します。

クーペクロスオーバーでも後席は広い
クーペクロスオーバーでも後席は広い
「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」のフロントシート
「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」のフロントシート

なお、既述のようにアルカナの購入動機で多いという「デザインに惚れた」という方もフルハイブリッドの完成度の高さに驚くそうです。

なお、アルカナの購入層は、40〜50代が中心で、カングーよりも年齢層は高く、いろいろなクルマに乗ってきたユーザーが多いともいえます。

日本製のハイブリッド車やドイツプレミアムブランドからの買い替えをする人も多く、デザインだけでなく、フルハイブリッドの技術力でも魅了しているようです。

新色の「グリ メタルメタリック」
新色の「グリ メタルメタリック」

ボディカラーは、新色の「グリ メタルメタリック」をはじめ、「ノワール メタルメタリック」「ブラン ペルレメタリック(3万5000円高)」の3色を設定。最上級グレードとしてアルカナに設定された「E-TECH エンジニアード」の数ある専用装備などは下記のとおりです。


新グレードであり上位機種の「E-TECH エンジニアード」
新グレードであり上位機種の「E-TECH エンジニアード」

●E-TECH エンジニアード エクステリア専用装備:ブリリアントブラックフロント/リヤエンブレム、ブリリアントブラックフロントグリルガーニッシュ、ウォームチタニウムF1ブレード、ブリリアントブラックフロント/リヤスキッドプレート、ブリリアントブラック&ウォームチタニウムサイドプロテクションモールフィニッシャー、専用サイドアクセント、ツインウォームチタニウムエキゾーストフィニッシャー

●E-TECH エンジニアードインテリア専用装備:専用ステアリングホイールウォームチタニウム

最上級グレード「E-TECH エンジニアード」のエンブレム
最上級グレード「E-TECH エンジニアード」のエンブレム

ステッチ、専用ステアリングホイールブリリアントブラック&ウォームチタニウムエンブレムベゼル、専用ステアリングホイールE-TECHロゴ、ウォームチタニウムライン、ドアパネルウォームチタニウムステッチ、アームレストウォームチタニウム&ライトグレーステッチ、専用レザー&スエード調シート(ウォームチタニウムステッチ)、センターコンソールウォームチタニウムサイドポケット、ウォームチタニウムカップホルダーベゼル、専用キッキングプレート

なお、「E-TECH エンジニアード」の導入により、ルノー アルカナのグレード(2023年5月11日以降)は、この「E-TECH エンジニアード」「 R.S. LINE MILD HYBRID」という2本立てになります。煌びやかな内外装と充実装備が魅力のフルハイブリッド「E-TECH エンジニアード」、スポーティな内外装と走りが美点の「R.S. LINE MILD HYBRID」から選択できるようになります。


●価格
「ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード」:469万円
「ルノー アルカナ R.S. LINE MILD HYBRID」:399万円

(文・写真:塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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