レクサス初のバッテリーEV専用モデル「RZ450e」がベースの「RZ OUTDOOR CONCEPT」を世界初出展【上海モーターショー2023】

■新型LM以外も注目モデルが目白押し

上海モーターショーで初披露された新型レクサスLMが超話題になっています。ここでは、新型LM以外のレクサス・コンセプトカーをご紹介します。

「LEXUS RZ OUTDOOR CONCEPT」のフロント
「LEXUS RZ OUTDOOR CONCEPT」のフロント

上海モーターショーのレクサス・ブースは、アウトドアテイストを前面に押し出しています。2023年から発売が開始された同ブランド初のバッテリーEV専用モデル「RZ450e」をベースにした「RZ OUTDOOR CONCEPT」が世界初出展となりました。

LEXUSブースの全景
LEXUSブースの全景

ほかにも「RX Outdoor Concept」「ROV Concept 2」やレクサスNXでのキャンプシーンイメージが演出されています。

なお「東京オートサロン2022」でも披露された「ROV CONCEPT」の進化版も展示されています。

「ROV」とは「Recreational Off highway Vehicle」の略です。ハイレスポンスをはじめ、五感を刺激するサウンドを楽しみながらオフロードモデルでも行けない場所へ一歩踏み込み、自然とふれあい、自然と共生しながら、走りを楽しむライフスタイルの実現を目指すコンセプトカーのことです。

●RZ OUTDOOR CONCEPT

「LEXUS RZ OUTDOOR CONCEPT」のリヤビュー
「LEXUS RZ OUTDOOR CONCEPT」のリヤビュー

「RZ OUTDOOR CONCEPT」は、ボディカラーに「Regolith(レゴリス)×ピアノブラック」を用意。エクステリアには、フロントにオリジナルデザインスキッドプレート、LEDライト、KCライト(バンパーサイド)が備わります。

サイドにブラックステンレスウィンドウモール、マットブラックドアハンドル、マットブラックアーチモール、ロッカー、耐チップブラック塗装、マッドガード専用塗装などが施され、足元には、265/60R18 オールテレインタイヤを用意。アウトドア系モデルらしい精悍な雰囲気が漂います。

リヤには、オリジナルデザインスキッドプレートやヒッチメンバーが装着されています。ルーフにLEDライトバー、自転車用ルーフキャリアが装着され、自転車を積んでのアウトドアスタイルが提案されています。

■「RZ OUTDOOR CONCEPT」
●ベース車:RZ450e
●ボディサイズ(ベース車両比):全長4830(+25)×全幅1895(+0)×全高1655(+20)mm
●出力(前/後):150kW/80kW
●駆動方式:DIRECT4(AWD)

●RX OUTDOOR CONCEPT

「LEXUS RX OUTDOOR CONCEPT」のエクステリア
「LEXUS RX OUTDOOR CONCEPT」のエクステリア

「RX OUTDOOR CONCEPT」は、ボディカラーに「Regolith(レゴリス)」が選択されています。半艶ブラック塗装グリルやLEDライト、耐チップブラック塗装バンパーロア、KCライト(バンパーサイド)によりノーマルとは違った世界観を提案。

サイドには、ブラックステンレスウィンドウモールやマットブラックドアハンドル、マットブラックアーチモールロッカー(耐チップブラック塗装)、用品マッドガードが用意されています。

LEXUSの上海モーターショーブース
LEXUSの上海モーターショーブース

タイヤは、265/60R18サイズのオールテレーンタイヤ。リヤには、用品ヒッチメンバーと耐チップブラック塗装バンパーロアが備わり、ルーフには、用品クロスバーとルーフラックが装着されています。

■「RX OUTDOOR CONCEPT」
●ベース車:LEXUS RX450h+
●ボディサイズ(ベース車両比):全長4920(+30)×全幅1930(+10)×全高1720(+20)mm
●パワートレーン:2.5L 直列4気筒プラグインハイブリッドシステム
●駆動方式:E-Four(電気式4輪駆動方式)

●ROV CONCEPT 2

「ROV CONCEPT 2」のエクステリア
「ROV CONCEPT 2」のエクステリア

「東京オートサロン2022」の「ROV CONCEPT」からアップデートされた「ROV CONCEPT 2」のボディカラーも「Regolith(レゴリス)」がペイントされています。

エクステリアには、アルミスキッドプレート、耐チップブラック塗装バンパーロア/ロッカーパネル、LEXUSシグネチャーランプ(フロント/リヤ)、ルーフライトバーを装着。足元は、専用サスペンション(減衰力調整式)とエアレスタイヤが選択されています。


■「ROV CONCEPT 2」
●ボディサイズ:全長3120×全幅1725×全高1800mm
●パワートレーン:1.0L 直列3気筒DOHC4バルブ
●使用燃料:圧縮気体水素
●トランスミッション:シーケンシャルパドルシフト+リバース
●駆動方式:セレクタブル2WD&4WD with デフロック
●乗車定員:2名

●RZ SPORT CONCEPT

「RZ SPORT CONCEPT」などを出展
「RZ SPORT CONCEPT」などを出展

「RZ SPORT CONCEPT」は、2019年のTOYOTA GAZOO Racingのニュルブルクリンク24時間レースにも出場した佐々木雅弘選手によるプロデュースモデル。

ボディカラーは「HAKUGIN」で、専用エアロパーツ(フロント&リヤバンパーロア/サイドロッカーエアロパーツ、フロント&フードエアロ開口、リヤツインカーボンスポイラー、オーバーフェンダー)をまとっています。足まわりは、295/35R21タイヤ 21インチ/11Jホイール(Volk Racing GT090)で、サスペンションはオリジナル(35mmローダウン)。シートは、4座フルバケットシートになっています。

■RZ SPORT CONCEPT(佐々木雅弘選手プロデュースモデル)
●ボディサイズ(ベース車両比):全長4883(+78)×全幅1985(+90)×全高1600(-35)mm
●出力:前後共に150kW
●駆動方式:DIRECT4(AWD)

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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