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■ツヤ消しレッドなどのツートンカラーを採用
100年以上の歴史を誇るイタリア最古のバイクブランドが「モト・グッツィ」。その日本正規代理店であるピアッジオグループジャパンは、50年以上続く名車「V7」の最新モデル、「V7ストーン」と「V7スペシャル」の2023年モデルを発表しました。
モト・グッツィ伝統のOHV縦置きV型2気筒エンジンなど、基本装備はそのままに、いずれのモデルにも新色を設定。また、クラシカルでスタイリッシュなフォルムをより引き立てる、個性的なグラフィックを採用しています。
●50年以上もの伝統を誇るモデル
1967年に発売された初代モデル以来、50年以上もの伝統を誇るモデルがV7シリーズ。クラシカルなスタイルに、現代的なテイストも融合させた、ネオクラシックと呼ばれるジャンルに属するネイキッドモデルです。
2021年にモデルチェンジを受けた現行モデルでは、初代から続く伝統の「OHV縦置きV型2気筒エンジン」を採用。排気量853ccの扱いやすいエンジンは、最高出力65ps/6800rpm、最大トルク7.13kgf-m/5000rpmを発揮。低回転域からスムーズに立ち上がり、極めて低い振動で素早く加速します。
また、減速時にホイールロックを防ぐコンチネンタル製2チャンネルシステムを採用したABSシステムを搭載。加速時にリヤホイールのスピンを防ぐMGCT(モト・グッツィトラクションコントロール)システムなど、数々の最新テクノロジーも採用することで、高い安全性や走行安定性も備えています。
ラインアップには、クロームパーツを使わず、マット系のカラーを施すことで、ベーシックかつレトロな雰囲気を醸し出すスタンダード仕様のV7ストーンを設定。
また、各部にクロームパーツを用いることで、初代モデルを彷彿とさせるビンテージ感が満点の上級グレード、V7スペシャルもあります。
●V7ストーンは全4色、V7スペシャルは2色設定
これらの2023年モデルでは、まず、V7ストーンに新色の「ロベンテレッド」を追加。燃料タンクやフロントフェンダーなどにはツヤ消し系のレッド、サイドカバーやホイール、マフラーなどにはマットブラックを施すことで、シンプルながら情熱的なテイストも醸し出しています。
なお、「ルビードブラック」「アルミニウムグレー」「メタリックイエロー」も継続され、全4色で展開されます。
一方、V7スペシャルでは、新色として「レッドストライプツイントーン」「シルバーストライプモノクローム」の2色を設定しています。
いずれも、燃料タンクには、排気量の「850」とカラーストライプをマッチングさせたグラフィックを採用。スポークタイプのホイールには、光沢仕上げのリムとブラック塗装のハブを組み合わせることで、上質感とヘリテージ感を両立させています。
価格(税込)は、V7ストーンが134万2000円、V7スペシャルは143万円です。
(文:平塚直樹)