■10月ワールドプレミア濃厚。ハードコア「M」も設定へ
BMWは現在、欧州Eセグメント人気モデル「5シリーズ」のフルエレクトリックバージョンとなる「i5」ファミリーを開発中ですが、ワールドプレミアが2023年10月となることが濃厚となり、初のティザーイメージが公開されました。
ティザーイメージではロングノーズのシルエットや、縦基調の新LEDデュアル・デイタイムランニングライトが見てとれます。
またバッテリー駆動のツーリングと、電動パワートレインを備えた5シリーズ「M」モデルの導入も確認できました。
同ブランドのAG取締役会会長であるオリバー・ツィプセ氏は、「フルエレクトリック『i4 M50』は、BMW がダイナミックなパフォーマンスと電動モビリティを完璧に融合させていることを示し、2022年に世界で最も売れたBMW Mモデルでした。完全電動パフォーマンスモデル『M』も、新しいBMW 5シリーズ セダンのラインナップに含まれます」と述べました。
i4 M50では、デュアルモーターを搭載し、最高出力536psを発揮。0-96km/h加速3.9秒のパフォーマンスを持ちます。
一方、i5のMバージョン(おそらi5 M60と呼ばれる)では、「iX M60」と同じ電動システムを採用。デュアルモーターによる全輪駆動で、最高出力は619psに到達。100km/hまで3.8秒以下で駆け抜けると予想されています。
5シリーズ次期型では、フルエレクトリックのみを提供するのではなく、市場に応じた新世代モデルを用意。プラグインハイブリッド、ガソリン、およびディーゼルエンジンなどが提供されます。また、内燃機関のパワートレインには、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムが搭載すると思われます。
キャビン内では、新しいステアリングホイール、アップデートされたスイッチ類、およびコンパクトなシフターが装備されます。
さらに12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを追加。最近発表された BMW iDrive 8.5インフォテインメントシステムが、全モデルに標準装備されることが濃厚です。