トヨタが「車内置き去り防止支援システム」をディーラーオプションとして10万円前後で発売

■コースター、ハイエースに対応

送迎バスへの置き去りで幼児が死亡するという痛ましい事故を受け、国土交通省は「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」を策定しました。

これを受け、トヨタは幼児などの送迎時の置き去り防止を支援する「車内置き去り防止支援システム」を、販売店装着の純正用品(ディーラーオプション)として、コースター(幼児専用車)、ハイエース(幼児バス)向けに2023年4月より設定・発売します。

降車確認ボタン
降車確認ボタン

同商品は、エンジン停止(IG/ACC OFF)後、運行スタッフに音声案内で車内の確認を促し、確認が実施されない場合、あるいは確認したものの万一車内に置き去りにされた幼児などが自ら助けを求めた場合に、車外に警報を発する機能です。

ここだよボタン
ここだよボタン

運行スタッフが車内に残っている幼児などがいないか確認し、車内最後尾に設置された降車確認ボタンを押すと音声案内が停止。

さらに、音声案内開始から一定時間経過しても降車確認ボタンが押されないと、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外に警報。

先述したように、幼児などが自らボタンを押すことで警報が鳴るシステムになっています。また、ハイエース(集中ドアロック付車)では、「ここだよボタン」に連動してドアロックが解除されます。

配置イメージ
配置イメージ

●対象車種
コースター(幼児専用車)年式:2004年7月~
ハイエース(幼児バス)年式:2004年8月~

●価格:10万円前後の予定(消費税込み、取付工賃など諸費用は含まない。車種・型式によって異なります)

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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